東横堀川閘門…1

(『浪花濃厚水路…3』のつづき)

15156.jpg葭屋橋をくぐって、東横堀川に進入。今橋の下からは…もう、目前に迫ったご馳走が見えるじゃないですか(ニヤリ)。

その向こうにチラリと見えるコンクリートアーチ、昭和4年竣工の高麗橋も、味のあるいい橋なんですが、奥に待つ一大イベントにすっかり意識を奪い取られ、お座なりな写真しか撮れませんでした…。

15157.jpgご馳走の名は、東横堀川閘門(通称は『東横堀川水門』のようですね)。東横堀川と、道頓堀川の防潮および水位維持のために設けられた、前後で仕組みの異なる扉体を持つ、珍しい閘門です。

閘室手前の支柱には、通航船舶への注意書きが。通航3日前までに、所定の書式でFAX申請必須、水上バイク通航禁止と、東京にくらべるとずいぶん厳しいですね。年末年始以外は無休なのはよいのですが、プレジャーボートにとって、敷居の高い閘門といえそうです。

15158.jpgうひょひょ、こりゃスゴイ! 手で触れられそうなほど、間近で拝むことができた、下流側扉体の駆動部分。

巨大なシリンダーやアームは、まだ塗装がキレイで、思ったほど重々しい雰囲気ではありませんでしたが、これだけの質量のものがこね回されて動くとなると、相当な迫力でしょう。



15159.jpg船が閘室に入り、側壁に接舷すると、船長さんからコメントが。
「皆さん、後ろをご覧ください。歓迎の放水です!」
いっせいに振り返り、歓声を上げる乗客の皆さん。おお、両岸から二条の噴水が。

「…というのはウソで、扉が水の中から上がってくるときに、船が入ってこないように水を出すんですけどね!」

15160.jpg
おおお、潜水艦の浮上シーンのよう…。
警告放水をバックに、青い巨大な扉体が、スリットからの排水を白く見せながら、水面に姿を現しました。
サブマージブル・ラジアルゲートが動くのを、こうして見るのは初めてだったのですが、水中から巨大なモノが浮かび上がってくるシーンの迫力は、想像以上ですね。

…しかし、ご覧のようなビルが建ち並ぶ都心部に、いかつい鋼鉄の腕を常時露出させ、扉を動かす巨大メカがあること自体が素晴らしい。ここで、閘門の運転を目にした子供たちの中から、将来の技術者や土木趣味者が育ってゆくに違いない…。そう思わせる魅力がありました。
撮影地点のMapion地図

(21年9月12日撮影)

(『東横堀川閘門…2』につづく)

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タグ : 東横堀川 東横堀川閘門 大阪水上バス

コメント

No title

ごついアームがリンクしていて、これぞメカって感じですね。

Re: No title

>がーちゃんさん
しかも、これが大都会の衆人環視の中、頻繁に動いていることが素晴らしいです!

No title

先日、高麗橋と下流の平野橋から閘門を見下ろしました。
こちらで乗船の気分も味わうことができました。
ありがとう。

Re: No title

>bittercupさん
古典橋の特等席から、閘門鑑賞とはいいですね。
船での通航体験も、機会があったらぜひお試しください。
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