伏見十石舟…2

(『伏見十石舟…1』のつづき)

15076.jpg船着場を出てしばらくゆくと、右手に重厚な造りの蔵が、建ち並んでいるのが見えてきました。船頭さんによると、明治時代に建てられた酒蔵を博物館とした、月桂冠大蔵記念館だそうです。

よい水の得られるご当地伏見は、酒蔵の街の一面も持っているのですね。記念館では、400年近くに及ぶ月桂冠の歴史はもとより、酒づくりの見学や、利き酒も体験できるとか。

15077.jpg酒蔵の前を過ぎると、水路は直角に近い急カーブ区間に。

水面に目をやると、流速がかなりあるのがわかりました。舟に乗る前に船外機をチラッと見たら、30馬力という、なりの割には強力なエンジンを装備していたので、おやと思ったのですが、速い流れに抗して舟を進ませるには、大馬力が必要ということなのでしょう。
先ほど見た繋留の仕方も、この流れの速さに理由がありそうですね。

15078.jpg
カーブを曲がりきると、感じのよいコンクリートアーチが見えてきました。蓬莱橋です。(タイトルは帰路に撮ったもの)
全体の雰囲気から、東京にある震災復興橋たちと、同世代の橋ように感じられます。この後、舟を降りてから、散策がてら親柱の銘を確認したら、やはり、昭和5年3月竣工とありました。

竣工年の割にはとてもきれいで、手入れが行き届いており、地元の人々に可愛がられているようです。橋が素敵だと、舟での観光がぐっと楽しくなりますね。

15079.jpg蓬莱橋をくぐった右側にあった、親水テラス。

出来上がってから、まだ年数を経ていないのでしょうか、水に浸った部分もきれいで、藻がついたりしていません。こちらも橋同様、時々手入れしているのかもしれませんね。



15080.jpg竹田街道を渡す京橋の橋詰近くには、木製の灯籠を配した船着場が。

船頭さんによると、十石舟より大型の、三十石舟の船着場なのだそうです。コースは三栖閘門までの往復とほぼ同じ、本数は1日6本、土日のみの運航なのだとか。
撮影地点のMapion地図



(21年9月11日撮影)

(『伏見十石舟…3』につづく)

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タグ : 伏見十石舟 濠川

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