茂森橋哀歌…1

バドン氏ご夫妻・佐藤氏とお別れした後、茂森橋の様子を見に、仙台堀川と大横川の丁字流に寄り道してみました。もちろん陸路で。

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すっかり日が短くなり、大栄橋の橋詰に着いたころには、トラスの向こうに夕闇が迫っていました。ああ、キレイだなあ…。

いや、茂森橋を見に来たのだった…。8~9月は、一年のうちでもっとも潮位の高い時期。さらにこの日、20日は朔の大潮の翌日、夕方の満潮時は潮位2.09mで、9月で二番目に潮位が高いとくれば、満潮下における茂森橋の最低橋っぷりは、どんな塩梅か、見てみたくなろうというもの。
以下、カメラの感度を上げて撮ったので、夕方らしからぬ明るさになりますが、ご容赦ください。

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うわ、この浸りっぷり、息が詰まります…。
しかも、東側(写真左)の不等沈下が、水面が間近にあるため強調されて、思った以上のすさまじさ。まるで、左側からずぶずぶと、河中に飲み込まれてゆきそうな感じすらします。

ご存知のように、江東区の地盤沈下は東側が激しく、河川も水位低下化河川とされ、船は閘門で出入りしていることは何度かご紹介したとおりですが、茂森橋にもその影響が及んでいるのでしょうか。
付近のトラス橋を見た限りでは、不等沈下が起こっているようには見えなかったので、ラーメン橋台という、重い構造が災いしているのかもしれませんね。

16038.jpg西側の橋詰公園から見たところ。太い水管橋が邪魔して、側面がすっきり見渡せないのが口惜しいところ。

左右のラーメン橋台は、アーチ部分を完全に没し、岸の一部さながら。こうして離れて見ているだけでも、なんとも痛ましい限りで、橋上の様子も容易に想像はできたものの、せっかくここまで来たのだからと、初渡りをしてみる気になったのです。

16039.jpgえ~、茂森さん、毎度「サイテー橋」などとはやし立てて、申しわけない。いつも下をくぐっている者です…。

うぐう、やはり痛々しい。
高欄のコンクリート部分がひび割れて外れかけ、それを番線(針金)でぐるぐる巻きにして補修してある…。その番線ですら腐食して、赤い錆垂れが下の桟に筋を作っており、何ともくたびれ果てた状態で、哀れを誘いました。

16040.jpgふと高欄から乗り出して、ゆっくりと流れる川面を見ると…。向こうの護岸に何か知らない古代文字のようなモノが。

イヤ、江東内部河川独特の、河名表示板でしたか。「大横川」と書かれた文字が、半ば水没して水鏡に映り、天地対称の妙な図形に見えていたのでした。
撮影地点のMapion地図


(21年9月20日撮影)

(『茂森橋哀歌…2』につづく)

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タグ : 茂森橋 最低橋 大横川 江東内部河川

コメント

No title

あーそうか!!!
実は満潮時の方が、ビジュアル的には迫力あるんだ。

考えてみると、茂森橋くぐれるのはイベントとしてはレアだけど、ビジュアルとしてはごくノーマルですよね。だからみんなに面白さが伝わりにくい。

Re: No title

>jsato@floodgatesさん
「使用前・使用後」みたいに、比較画像にした方がよかったかもしれませんね。

> 考えてみると、茂森橋くぐれるのはイベントとしてはレアだけど、ビジュアルとしてはごくノーマルですよね。だからみんなに面白さが伝わりにくい。

いや、おっしゃるとおりです。人様にお伝えすることの難しさ、痛感することしきりです。
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