マニアパ的水路行…3

(『マニアパ的水路行…2』のつづき)

16011.jpg茂森橋に突入すると、バドン氏はカディに背中をあずけ、仰向けになるようにしてカメラを構えられるなど、リベットだらけの桁下空間を楽しまれている様子で、胸をなでおろしました。片思いの女性が、やっとこちらを振り向いてくれたような感覚に襲われる小心船頭。

ちなみに通過時刻は、前回とほぼ同じ11時過ぎ。おなじみ潮汐推算グラフによると、11時の芝浦の潮位は0.62m。前回(『水門先生と江東運河地帯…6』参照)より、ちょうど0.1m低かったことになりますが、その強烈な圧迫感はほとんど変わりなく、最低橋の面目躍如といったところ(?)。

16012.jpg
すり抜けを終えて脱力したところで、上流側からの全景を一枚。逆光気味なのと、両岸の木々が特徴あるラーメン橋台に影を落とし、今ひとつの仕上がりですが、昭和4年生まれの震災復興橋の雰囲気が、少しはお分かりいただけるでしょう。
(茂森橋のディテールについては、後ほど別エントリでお目にかけます。)

バドン氏に、「『最低橋Tシャツ』いかがですかね?」と水を向けると、「ウ~ン」と思案顔。やはり、鋼桁+ラーメン橋台という地味な組み合わせだと、まず図案化するのが難しそう。いや、それ以前に、需要がなさそう、というのが大きいかもしれませんが。

16013.jpg仙台堀川との丁字流を過ぎ、大横川をさらに北上していると、ヤマハのベルフィーノが南下してくるのを発見。この区間で他艇と行き合うのは、これが初めてなので、一人でちょっとコーフン。

ハードトップ艇とあって、さすがに茂森橋はくぐれないでしょうから、仙台堀川~平久川のコースで下るのでしょう。お気をつけて!

16014.jpgこの日は日曜とあって運転はお休みでしたが、扇橋閘門にも寄ってみました。

ここは昨年春に佐藤氏が主催された、「水門ツアー」(Das Otterhaus水門ツアーの試み』参照)でバドン氏も見学されたとのこと。職員の方がサービス精神旺盛で…というお話に、やっぱりそうなんだ、と大いにうなずく船頭。
通航する側から見ても、この閘門のヤル気満々ぶりは際立っており、向かってくる艇を発見した瞬間から注排水開始、指示の放送も親切で、閘室を出るときは、必ず職員の方がテラスに出て見送ってくれるのですから、通るのも楽しくなるわけです。

16015.jpgここでバドン氏が惹かれていたのは、閘門にほど近い小名木川沿いにある、区営扇橋一丁目アパート。

高くそびえる階段・エレベーターシャフト部分の威風、あたりを払う感があり、クリーム色のタイル張りとした壁面と、凸部が織り成すデザインの妙とあいまって、団地にうとい私でも、「いい雰囲気だなあ」と思わせるものがありました。
撮影地点のMapion地図


(21年9月20日撮影)

(『マニアパ的水路行…4』につづく)

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タグ : 団地 茂森橋 最低橋 扇橋閘門 大横川 小名木川 閘門 江東内部河川

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