fc2ブログ

3月10日の水路風景…1

(『さようなら、船の科学館本館』のつづき)

314026.jpg
10号地で「フェリーどうご」を愛でていたときのこと。船首側‥‥西側角に建つ、十号地信号所が目に入ったので、惹かれて通りがてらスナップ。張り出した監視所風の部分が、ちょっと航空管制塔を思わせる造作。上に載せた櫓状構造物には、信号の灯器や観測機器が備えられ、「F」(自由信号)を現示していました。

314027.jpg
西側、青海埠頭との間に回り込んでからもう一枚。ああ、渋くていい感じ。堅牢そうなコンクリートの塔ですが、築何年くらいなのかな‥‥と検索してみたところ、こちらのPDFがヒット。昭和56年度設置だそうで、思ったより若い(?)ことが判明。

314028.jpg
信号所をもう一つ。東京海上保安部にほど近い、青海信号所。平成27年の設置、翌28年3月より運用開始されたそう。かつて船の科学館にあった13号地信号所の機能を、こちらに移したものといってよいでしょう。

十号地信号所とは対照的に、鉄塔なのがまた違った魅力を放っていていいですね。しかし、背後に自らより高いビルが迫っているのって、せっかくの鉄塔が台無しになったようで、ちょっと哀れな感じが‥‥。さらに左手前にはクルーズターミナルができてしまったため、この南側防波堤の先端に、第二信号所を設けて補うはめになったあたり、ご難続きのような気がしないでもありません。

314029.jpg
第二航路を西航し、第一航路へ出るか出ないかのあたりで、富士山が見えました! 3月初旬とあって、まだ全身白装束の、見事な雪化粧。前衛の山々を従えた威風あたりを払う姿、手前に並ぶ大井埠頭のカラフルなコンテナ群とのコントラストも素敵で、大いに喜んだものでした。

314030.jpg
ヤードライトやクレーンの合間からのぞく姿もまた佳し。ああ‥‥雲一つない晴天のありがたさを、しみじみと噛みしめる船行き。

でも、ほんの少しだけ白味がかった青空に、春の訪れが近いことも感じさせ、冷気で張り詰めた真冬のシャープさとは、また違った滋味を噛みしめたのでした。

(令和6年3月10日撮影)

(『3月10日の水路風景…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
クリックお願いします
関連記事

タグ : 東京港