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神社港のマイタゲート…1

(『勢田川防潮水門を訪ねて…5』のつづき)

312026.jpg水門前の河口一帯が、神社港(かみやしろこう)なる、ご当地ならではの名前がついているのは先に触れたとおり。港名にたがわず、水門・閘門好きのハートをわしづかみする素敵な物件がいま一つあったのですから、見ておかないのはウソというもの。

排水機場建屋の西側を北西方向に走る、細い道をガツガツと歩いて堤防上へ。もうここからでも、すでに一部見えていますが‥‥。

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マイタゲートが並んで3つも!
用途はさておき、隣接して3基ものマイタゲートが設けられた光景、もちろん目にするは初めてです。全国にもまれな奇観といっていい過ぎではないと思うのですが、水門ファンの皆様、いかがでしょう。
撮影地点のMapion地図

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3基のうちで最も径間が大きそうな、一番右のマイタゲート。右側扉体に見られる軸も太く、頼もしい感じがしますよね。

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中央のマイタゲート。斜接部近く天端には黄色い回転灯が備えられ、扉体中央には両側から電線の出た、配電箱らしきものが。扉体に各2本づつある、リブ状の構造物は何でしょうか。ディテールを観察しながら、通常の水門設備とは少し違った、興味をそそられるパーツがいくつかありますね。

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ホンモノのGoogleマップで神社港のマイタゲート群を別タブ表示

早々に明かしてしまうと、マイタゲート群のあるここは、造船所なのです。

掘り込み式の乾船渠でない、スロープ式船台の水没部分を排水し有効活用するため、防水扉を設ける例(『27年度川走り納め…4』ほか参照)はよくありますが、この造船所はそれに加え、コンクリートの防潮堤が水際に走っているため、船台のある開口部に一つ一つ、防潮扉を設けなければならなかったのでしょう。

防潮扉であれば、想定された高潮に耐えうるなりの堅牢さと、堤防高と等しい天地が求められますから、扉体の重厚さもむべなるかなといったところ。右手のスイングゲート群まで合わせると実に8基! これだけの数を揃える手間からすると、造船所の敷地ごと堤防で囲繞すれば‥‥と考えてしまいますが、作業場や機械設備が高潮被害に遭うことを思えば、このやり方がベターだったのかもしれません。

このマイタゲート群、例によって閘門探しのGoogleマップ上徘徊をしていて、勢田川防潮水門を見つけ吸い寄せられた際、同時に気づかされたもの。さすが神社港、お伊勢さまの霊験あらたか‥‥といっては大げさですが、閘門・水門ファンにとって嬉しい濃厚スポットを提供してくれたのでした!

(令和6年2月1日撮影)

(『神社港のマイタゲート…2』につづく)

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タグ : 勢田川神社港