水上バスで淀川遡上…2
(『水上バスで淀川遡上…1』のつづき)
●船内は4人掛けの座席が二列に分かれて並び、中央の通路幅を残してトップにもガラス窓があり、眺望が確保された明るい雰囲気。
後で知ったのですが、キャビンの屋根は、低い桁下高をかわすため、窓ごと上下できるカラクリになっているとのこと。写真中央にも、ジャバラでおおわれた支えのようなものが見えますが、あの中に、油圧シリンダーでも入っているのでしょうか。
●「駅前船着場」、八軒家浜を出港。4人掛けに2人づつという、ゆったりした席割りで、お客さんは年配のご夫婦中心。
道中は、鍵屋資料館のH氏による、詳しい舟運史の解説あり、見事な三十石舟唄の披露ありと盛りだくさん。この種のツアーには珍しく、飲み物や軽食の販売もありました。

●船はスラスターをきかせて反転、大川遡上へ。大川とはご存知のとおり、旧淀川の通称で、放水路として開鑿された新淀川とは、ちょうど隅田川と荒川の関係を思わせるものがあります。
天満橋、川崎橋と過ぎ、窓越しに見えてきた古典的な鋼橋は、国道1号を渡す桜宮橋。真ん中に関節のある、3ヒンジ型タイドアーチという珍しい橋で、昭和5年の竣工だそうです。(河童倶楽部さんの『桜宮橋』に詳しい記事あり)
大阪は、「八百八橋」を豪語するだけあって、古い名橋も多く、もっとじっくり見てみたかったのですが、窓越しではこれが精一杯…。う~ん、もどかしい。
●帝国ホテル大阪前の桟橋、その名も「OAP港」には、ダミーの外輪をつけたシックな水上バス、「ひまわり」が停泊中。船員さんが手を振ってくれました。
むむ、この船だと、スターンやトップのデッキに出られそうな構造ですね…。ちょっとうらやましい。
【撮影地点のMapion地図】
●おお、右手には建材揚場らしい、砂を山積みした河岸に、何隻か独航艀のような武骨系のフネが。失礼して、右列のお客さんの頭越しに撮影。ううう、もっとよく見てみたいよう…。
H氏のお話では、これから向かう枚方付近で、今でも川砂の採取が行われており、砂船で淀川を下って、ここまで運んでくるとのこと。これはいいお話を聞きました、淀川舟運は、今も生きているのですね。この日は金曜日、途中で下ってくる砂船とも、出会えるかもしれません。
(21年9月11日撮影)
(『水上バスで淀川遡上…3』につづく)

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後で知ったのですが、キャビンの屋根は、低い桁下高をかわすため、窓ごと上下できるカラクリになっているとのこと。写真中央にも、ジャバラでおおわれた支えのようなものが見えますが、あの中に、油圧シリンダーでも入っているのでしょうか。

道中は、鍵屋資料館のH氏による、詳しい舟運史の解説あり、見事な三十石舟唄の披露ありと盛りだくさん。この種のツアーには珍しく、飲み物や軽食の販売もありました。

●船はスラスターをきかせて反転、大川遡上へ。大川とはご存知のとおり、旧淀川の通称で、放水路として開鑿された新淀川とは、ちょうど隅田川と荒川の関係を思わせるものがあります。
天満橋、川崎橋と過ぎ、窓越しに見えてきた古典的な鋼橋は、国道1号を渡す桜宮橋。真ん中に関節のある、3ヒンジ型タイドアーチという珍しい橋で、昭和5年の竣工だそうです。(河童倶楽部さんの『桜宮橋』に詳しい記事あり)
大阪は、「八百八橋」を豪語するだけあって、古い名橋も多く、もっとじっくり見てみたかったのですが、窓越しではこれが精一杯…。う~ん、もどかしい。

むむ、この船だと、スターンやトップのデッキに出られそうな構造ですね…。ちょっとうらやましい。
【撮影地点のMapion地図】

H氏のお話では、これから向かう枚方付近で、今でも川砂の採取が行われており、砂船で淀川を下って、ここまで運んでくるとのこと。これはいいお話を聞きました、淀川舟運は、今も生きているのですね。この日は金曜日、途中で下ってくる砂船とも、出会えるかもしれません。
(21年9月11日撮影)
(『水上バスで淀川遡上…3』につづく)

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