超弩級! クレーンバージ船隊…2
(『超弩級! クレーンバージ船隊…1』のつづき)
●ほぼ真後ろから見たところ。繰り返しになりますが、あの比類なき存在感を誇っていたトラス先生が、今や本当に小さく、まるで囚われの身のよう…。
この角度から眺めて気づかされたのは、三隻の間に、台船が二つかませてあること。これでお互いをガッチリ固定し、三隻が一体となって、橋脚のところまでトラスを運ぶ手筈なのでしょう。
●上の写真では、挟まれた台船がちょっとわかりにくいかと、アップで一枚。
船尾のフェアリーダーからは、手前の海中に向かって、何本もの錨綱が繰り出されているのも見えました。これだけの排水量と、風圧側面積を持つ巨船を、寸分の狂いなく固定するだけでも、大変な仕事でしょうね。
●西側には、いま一隻の警戒船が。通船タイプで、派手な吹流しを掲げており、背後のブームが赤白の対空警戒色(?)であることもあいまって、なかなかカラフル。
クレーンに横付けされている曳船たちも、単独で見れば結構な大型船なのでしょうが、なにしろ御大たちのデカさが半端ではないので、えらく小さい船に見え、スケール感が狂わされること、はなはだしいものがあります。

●美しい………。
西側に移動するにつれて、光線の具合がよくなり、ディテールやブーム側面のレタリングが、はっきりと見て取れるまでになりました。秋晴れの空をバックに眺める、ツートンカラーの美しさは、大げさですが息を呑むほど…。
これが昨今の煙突や一部の水門の如く、ひたすら目立たないよう、まるで迷彩(笑)のように空に溶け込む塗装がなされていたら、これほどクレーン船隊に惹かれはしなかったでしょう。
かような武骨筋のモノ(?)は、やはり毅然とあってほしい…、そういった思いを再認識させた一瞬でした。
●写真の、ずらり並んだブイの群れは、明らかにアンカー(錨)を打った位置に、目印として設けたものでしょう。
このブイ群を目安として、内側に入らないようにしながら拝見していたところ、警戒船からも特におとがめはなく、ゆっくり楽しむことができました。
(21年9月6日撮影)
(『超弩級! クレーンバージ船隊…3』につづく)

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この角度から眺めて気づかされたのは、三隻の間に、台船が二つかませてあること。これでお互いをガッチリ固定し、三隻が一体となって、橋脚のところまでトラスを運ぶ手筈なのでしょう。

船尾のフェアリーダーからは、手前の海中に向かって、何本もの錨綱が繰り出されているのも見えました。これだけの排水量と、風圧側面積を持つ巨船を、寸分の狂いなく固定するだけでも、大変な仕事でしょうね。

クレーンに横付けされている曳船たちも、単独で見れば結構な大型船なのでしょうが、なにしろ御大たちのデカさが半端ではないので、えらく小さい船に見え、スケール感が狂わされること、はなはだしいものがあります。

●美しい………。
西側に移動するにつれて、光線の具合がよくなり、ディテールやブーム側面のレタリングが、はっきりと見て取れるまでになりました。秋晴れの空をバックに眺める、ツートンカラーの美しさは、大げさですが息を呑むほど…。
これが昨今の煙突や一部の水門の如く、ひたすら目立たないよう、まるで迷彩(笑)のように空に溶け込む塗装がなされていたら、これほどクレーン船隊に惹かれはしなかったでしょう。
かような武骨筋のモノ(?)は、やはり毅然とあってほしい…、そういった思いを再認識させた一瞬でした。

このブイ群を目安として、内側に入らないようにしながら拝見していたところ、警戒船からも特におとがめはなく、ゆっくり楽しむことができました。
(21年9月6日撮影)
(『超弩級! クレーンバージ船隊…3』につづく)

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コメント
No title
Re: No title
>トビウオ丸さん
> 人間って知恵と工夫で何でもできるんですね。
いやまったく。巨大なモノを拝見すると、人の知恵って大したものだなあと、素朴な感動に襲われますね。
> 人間って知恵と工夫で何でもできるんですね。
いやまったく。巨大なモノを拝見すると、人の知恵って大したものだなあと、素朴な感動に襲われますね。
コメントの投稿
人間って知恵と工夫で何でもできるんですね。
そんな事あらためて考えちゃいます。
自然と人智の融合の美しさ.....感動です。