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新屋水門…2

(『新屋水門…1』のつづき)

302006.jpg高水敷はご覧のように、分厚く積もった泥があちこちに見られ、ひび割れながらもまだ湿り気を帯びていて、足を踏み込むとヌルリと滑るところも。増水時の激しい泥流が思われました。

痛ましく思いながらも、そろそろ歩きながらよく見てみると、トリさんがつけた三つ指の足跡が点々と‥‥。水の引いた後は、野鳥たちにとって格好の餌場でもあるのでしょう、可愛らしい痕跡にほっこりしたのでした。

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さて、新屋水門スクリーンから振り返って見えたこれが、新屋水門の本体。堰柱など目立つ構造物はなく、堤防の土中に大半が埋もれた、いわば樋管の中にゲート設備が設けられたかたちの水門。スクリーンがなければ、見逃して通り過ぎてしまいそうな、地味なスタイルではあります。

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中をのぞき込んでみると、スキンプレートを下にして上に開いた扉体が、2組見えました。その開き方から、上端ヒンジフラップゲートかと思ったのですが、扉体の小口にローラーが備えられていたので、開いて水平に近くなってからさらに、奥へ引き込むような動きをするのかも。

開放した後に引き込まれるタイプというと、平成23年に新潟の通船川で訪ねた、津島屋閘門の「展開式スルースゲート」に近いものを感じました。後でゲート設備の銘板を探して、名称を確認してみましょう。

302009.jpg堤防上から、旧雄物川の下流側を眺めて。その名のとおり、水門のあるここは雄物川の旧本流で、秋田大橋から下流の雄物川は、荒川や淀川下流と同じ新規開鑿の放水路。いいですねえ、旧のつく河川名って!

左手は旧河道のスペースを上手に利用した、三角沼公園。駐車場もあるので、水門や水辺の探訪にはもってこいの環境であります。

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水門の内蔵された(?)樋管を、下流側東岸から眺めたところ。数少ない上部構造である、巻上機室も堤防の天端よりちょっと高い程度の詰所風建屋で、まことに控えめな、目立たぬ外観。

何分これが初めての訪問なので、これが普通なのか、増水時ならではなのか分かりませんでしたが、流速は相当早く、雄物川から流入する河水がときに白波を立て、轟々と水音を響かせておりました。
撮影地点のMapion地図

(令和5年7月25日撮影)

(『新屋水門…3』につづく)

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タグ : 新屋水門旧雄物川秋田市