12月28日のフネブネ…1
(『令和4年度川走り納め・運河地帯』のつづき)
●12月28の道々で出会った、フネブネの姿を以下にまとめます。年の瀬ながら水上は平日扱いとあって、働く船たちを多く目にすることができました。
尾久橋下流で行逢した、コンベア清掃船「建河清 第3号」。作業水域におもむく途中なのか、船首に乗り組みさんの姿は見えず、コンベアも作動させておらず巡航速度での遡上。陽を浴びて颯爽とした姿でした。
●尾竹橋をくぐった直後、右手に目線がひゅっと吸い寄せられ、喜びのあまり妙な声が出ました! 橋本産業(株)荒川油槽所(『6月7日の隅田川…5』に詳細あり)に、独航艀が着いているのを初めて目に出来たからです!
「マルは」印のタンク群を、初めて意識したのは20年くらい前でしょうか、こちらの通航頻度が少ないせいもあってなかなか出会えず、ついに! といった感じでまあ、それは高揚したものでした。

●上流側からだと逆光で黒く沈んでいたのが、下流へ移動するにつれ塗色やディテールが判別できるようになって、再微速に流速が加わった速さで流しながら、まじまじと観察。
船尾寄り舷側からの排水が、下流側へ長く白い尾を引いていて、流速が目視で感じられるあたり、いかにも河用船艇の着桟といった感じがして、実によいものですね!

●荷役の準備をしているのか、甲板中央では3人のヘルメットをかむった乗り組みさんが、忙しそうに作業中です。お仕事中の皆さんには失礼ですが、こういうシーンを目にすると、感極まってウルウルしそうになるんですよ。東京近郊でも数少ない実用舟航河川の、生きているあかしなのですから。

●もう一つ、今回のハイライトといってよいポイントがこれ。「折りたたみ式操舵室の折りたたみかけ」です!
湾内から河川へ入る独航艀は、航行河川によっては橋の桁下高が低いため、折たたみ式の操舵室を備えている例が少なくありません。しかし、折りたたんでいる途中の様子が、またラッキーなことに前妻と左側板を残した状態で眺められたのは、何よりでした。左手前に置いてあるのは、外した屋根のようですね。
ワイパーや旋回窓といった電動部分が、フリーのコードでつないである様子がわかります。しかし、下がヒンジか何かで固定されているとしても、鋼板製のこれをロックを外しながら、一枚一枚手作業で倒すのは、重量を考えると大変そう。動力化はされていないんですよね?
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『12月28日のフネブネ…2』につづく)

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尾久橋下流で行逢した、コンベア清掃船「建河清 第3号」。作業水域におもむく途中なのか、船首に乗り組みさんの姿は見えず、コンベアも作動させておらず巡航速度での遡上。陽を浴びて颯爽とした姿でした。

「マルは」印のタンク群を、初めて意識したのは20年くらい前でしょうか、こちらの通航頻度が少ないせいもあってなかなか出会えず、ついに! といった感じでまあ、それは高揚したものでした。

●上流側からだと逆光で黒く沈んでいたのが、下流へ移動するにつれ塗色やディテールが判別できるようになって、再微速に流速が加わった速さで流しながら、まじまじと観察。
船尾寄り舷側からの排水が、下流側へ長く白い尾を引いていて、流速が目視で感じられるあたり、いかにも河用船艇の着桟といった感じがして、実によいものですね!

●荷役の準備をしているのか、甲板中央では3人のヘルメットをかむった乗り組みさんが、忙しそうに作業中です。お仕事中の皆さんには失礼ですが、こういうシーンを目にすると、感極まってウルウルしそうになるんですよ。東京近郊でも数少ない実用舟航河川の、生きているあかしなのですから。

●もう一つ、今回のハイライトといってよいポイントがこれ。「折りたたみ式操舵室の折りたたみかけ」です!
湾内から河川へ入る独航艀は、航行河川によっては橋の桁下高が低いため、折たたみ式の操舵室を備えている例が少なくありません。しかし、折りたたんでいる途中の様子が、またラッキーなことに前妻と左側板を残した状態で眺められたのは、何よりでした。左手前に置いてあるのは、外した屋根のようですね。
ワイパーや旋回窓といった電動部分が、フリーのコードでつないである様子がわかります。しかし、下がヒンジか何かで固定されているとしても、鋼板製のこれをロックを外しながら、一枚一枚手作業で倒すのは、重量を考えると大変そう。動力化はされていないんですよね?
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『12月28日のフネブネ…2』につづく)

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