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令和4年度川走り納め・石神井川…3

(『令和4年度川走り納め・石神井川…2』のつづき)

291046.jpg前回来たときにはなかった、王子南入口。いや、高架だけでなく、河道自体も大きく改修されていたんですよね。

過去ログ「石神井川初探訪…4」の写真とくらべていただければわかりますが、流路内に立っていた橋脚も、今は護岸の外に。Googleで上空からの写真を見ると、溝田橋前後で特に、河道の屈曲を滑らかに改修した痕跡がうかがえて、興味深いものがあります。

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首都高の完成とともに河道改修も成り、護岸もほとんどが化粧板張りに整備されて、実にスッキリとした表情に。平成19年に訪れた際の「鉄の水路」感は失せましたが、降り注ぐ冬の陽射しに護岸も高架も輝いて、明るくうららかな川面をゆくのはやはり、嬉しいものです。

291048.jpg王子南入口から伸びる高架が張り出した下、護岸に水位尺が設けられており、勾配が変わって垂直になるあたりに「避難判断水位」の印が。

短い道のりの中でさまざまな細流を集め、台地を流れ下ってくるかつての洪水常習河川、沖積地の区間は特に被害に遭いやすかったでしょう。整備成った今、安心感はぐっと増しているものと思われます。


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そして石神井川可航区間のハイライト、首都高がカーブを描きながら流路をまたぎつつ、高架から一気に地下へなだれこむという、実にダイナミックな眺め。護岸をかすめ降下してゆくきわに、人道橋の堀船橋が窮屈そうに詰め込まれているのも目を引きますよね。

頭上低くうねり、川面を完全に覆うこの見事さ、短いながら高架下水路に認定(偉そうに)させていただいております、ハイ。

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堀船橋付近から振り返って。いや~、すき間から差し込む陽光も塩梅がよろしく、圧倒的ながら明朗な、曲線美を堪能できる角度。特記しておきたいのは、橋脚が流路内から完全に排除されていること。

もちろん河水の流下を優先してこそと思いますが、水面を移動する者の目線からしても、走りやすくまた、河道の屈曲と高架の面白さを堪能できる点、実に好ましく感じたことではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和4年12月28日撮影)

(『令和4年度川走り納め・石神井川…4』につづく)

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タグ : 石神井川高架下水路