境川…6
(『境川…5』のつづき)
●二つ目の船溜は、ちょっとくたびれた(失礼)艇も見られ、漁船タイプの舟も多くなるなど、いかにも浦安らしい雰囲気になってきました。
奥に入るにつれ、水が緑色に濁ってきましたが、下水がよく整備されているのか、臭いは全くありません。時おり、小魚が跳ねるのを見かけるほどです。

●船溜の最上流側にもやっていた、木造の正統派(?)漁船に目を奪われました。よく手入れされているらしく、まだ地肌もきれいで、一本ミヨシの端正なラインが魅力的です。
一見した外観は、大森の海苔舟にも似ているように思えましたが、用途は何でしょうか、走っている姿を見てみたくなりました。
●湾岸道路と、首都高湾岸線の橋が架かるここは、境川随一の橋梁集中地帯。ここも、杭や沈船があるので、通航時はご注意を。
橋脚は鋼管を打ち込んだままの無骨そのもの、桁の塗装も色あせて、少々殺風景ではありますが、4本の橋の周囲には、結構な船影が見られます。
●恐らく、使われなくなって久しいのでしょう、橋の下の護岸にもやわれた屋形船。
最近の大型船を見慣れた目には、ずいぶん小さく映ります。妙に船首が高かったり、後部の浮力をバルジで補った風であったりと、タネ舟である漁船からの改造のあとが、ありありとうかがえる舟でした。
●湾岸道路の下り線近くから、みたびの船溜が始まります。
端舟から、倉庫代わりの小屋を乗せた家船まで、イイ感じに雑然として、なかなか賑やか。
ん? その向こうのアレは…?
【撮影地点のMapion地図】
(21年8月16日撮影)
(『境川…7』につづく)

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奥に入るにつれ、水が緑色に濁ってきましたが、下水がよく整備されているのか、臭いは全くありません。時おり、小魚が跳ねるのを見かけるほどです。

●船溜の最上流側にもやっていた、木造の正統派(?)漁船に目を奪われました。よく手入れされているらしく、まだ地肌もきれいで、一本ミヨシの端正なラインが魅力的です。
一見した外観は、大森の海苔舟にも似ているように思えましたが、用途は何でしょうか、走っている姿を見てみたくなりました。

橋脚は鋼管を打ち込んだままの無骨そのもの、桁の塗装も色あせて、少々殺風景ではありますが、4本の橋の周囲には、結構な船影が見られます。

最近の大型船を見慣れた目には、ずいぶん小さく映ります。妙に船首が高かったり、後部の浮力をバルジで補った風であったりと、タネ舟である漁船からの改造のあとが、ありありとうかがえる舟でした。

端舟から、倉庫代わりの小屋を乗せた家船まで、イイ感じに雑然として、なかなか賑やか。
ん? その向こうのアレは…?
【撮影地点のMapion地図】
(21年8月16日撮影)
(『境川…7』につづく)

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タグ : 境川
コメント
No title
湾岸道路までは見慣れた景色なのですが、この先は行ったことがないので、どこまで行くのか楽しみです。
Re: No title
ご期待に水をかけるようで、何か申しわけないのですが…このすぐ先の水門が常時閉なので、外から入って艇で進めるのは、このあたりまでなのです…。
No title
いつも楽しく拝見させて頂いております。
「正統派漁船」と書かれていた舟は、浦安郷土資料館で建造された「手繰船」です。
帆を張って、横向きに網を曳いていた船です。
倉庫代わりの家船は、以前ここにいた大工さんが倉庫して使っていましたが、今は壊してしまいました。
「正統派漁船」と書かれていた舟は、浦安郷土資料館で建造された「手繰船」です。
帆を張って、横向きに網を曳いていた船です。
倉庫代わりの家船は、以前ここにいた大工さんが倉庫して使っていましたが、今は壊してしまいました。
Re: No title
>船頭さん
過去の記事にコメントいただき、ありがとうございました。
なるほど、打瀬や帆曳と同じ、リーウェイで引き網をする漁舟なのですね。
博物館の船大工さんが造られたベカは以前拝見しましたが、このような
大物も造られていたとは驚きです。
過去の記事にコメントいただき、ありがとうございました。
なるほど、打瀬や帆曳と同じ、リーウェイで引き網をする漁舟なのですね。
博物館の船大工さんが造られたベカは以前拝見しましたが、このような
大物も造られていたとは驚きです。
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