ループ内船溜でお船見…1
(『9月11日の官船たち』のつづき)
●臨検もつつがなく終わり、巡視艇「ゆめかぜ」と別れた後は、第一航路を横断し、京浜運河北口にあるレインボーブリッジ西詰のループ内、業務船溜を訪ねることにしました。
右は航路を横断して、京浜運河に入るPWCのフリート。距離があると、視認できるのはほぼ噴流と航跡だけで、船体はほとんど見えないのがわかりますね。

●道路と線路が、海上でループをなしているというだけでもカタチとして面白いのに、その輪っかをちょうど半割りするように長い桟橋が突き出ていて、さらに桟橋とその周辺が、東京港で最も規模の大きい業務船の船溜になっているという、その筋にとってはある種てんこ盛りな空間‥‥。考えてみると、これってかなり貴重な場所ではないでしょうか。

●スロットルをぐっとしぼりながら、高架をくぐってループの中へ。左手、橋脚の基礎の上にはたくさんの鵜たちが。不審船が近づくと、いっせいに身を細め「おっ? おっ?」といったうろんげな表情に。せっかくおくつろぎのところを、邪魔してごめんね。

●さて、お船見です。まずは桟橋の先端にもやう、独航艀と曳船から。黒々とうずくまったようなこの質量感と鉄の匂い、いいですねえ。桟橋にもやいを取った船へさらに舷を接し、二隻、三隻とメザシ繋留しているのも、業務船らしさがにじみ出ていてよいものです。
●奥に目を転じれば、曳船だけでなく、工事水域の警戒船として働いている通船たちが、もうみっちりと詰まって続いています。文字通りの船いきれむんむん。
ループのすぐ外、東側には防波堤もあるので引き波の憂いもなく、落ち着いて鑑賞することができます。邪魔にならないよう注意しながら、ゆっくりと拝見させていただきましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年9月11日撮影)
(『ループ内船溜でお船見…2』につづく)

にほんブログ村
【▲クリックお願いします】

右は航路を横断して、京浜運河に入るPWCのフリート。距離があると、視認できるのはほぼ噴流と航跡だけで、船体はほとんど見えないのがわかりますね。

●道路と線路が、海上でループをなしているというだけでもカタチとして面白いのに、その輪っかをちょうど半割りするように長い桟橋が突き出ていて、さらに桟橋とその周辺が、東京港で最も規模の大きい業務船の船溜になっているという、その筋にとってはある種てんこ盛りな空間‥‥。考えてみると、これってかなり貴重な場所ではないでしょうか。

●スロットルをぐっとしぼりながら、高架をくぐってループの中へ。左手、橋脚の基礎の上にはたくさんの鵜たちが。不審船が近づくと、いっせいに身を細め「おっ? おっ?」といったうろんげな表情に。せっかくおくつろぎのところを、邪魔してごめんね。

●さて、お船見です。まずは桟橋の先端にもやう、独航艀と曳船から。黒々とうずくまったようなこの質量感と鉄の匂い、いいですねえ。桟橋にもやいを取った船へさらに舷を接し、二隻、三隻とメザシ繋留しているのも、業務船らしさがにじみ出ていてよいものです。

ループのすぐ外、東側には防波堤もあるので引き波の憂いもなく、落ち着いて鑑賞することができます。邪魔にならないよう注意しながら、ゆっくりと拝見させていただきましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年9月11日撮影)
(『ループ内船溜でお船見…2』につづく)

にほんブログ村
【▲クリックお願いします】
- 関連記事
-
- ループ内船溜でお船見…3
- ループ内船溜でお船見…2
- ループ内船溜でお船見…1
- 9月11日の官船たち
- 久しぶりの臨検!