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境川…1

(『境川に向かう』のつづき)

13006.jpg河口に進入。海岸側はテトラポッドで、すでに結構な人数の釣り人さんがいますから、スロットルを充分しぼり、微速でまいりましょう。

河口付近はやはり、若干浅くなっており、1.5m前後の水深の場所がありました。通過時刻は11時でしたから、この日の芝浦の推算潮位と照らすと、潮時によっては、出入りが難しくなることもありそうです。

13007.jpg河口近くの左側には、写真のような立派なポンドが。漁港か、マリーナを作る予定でもあるのでしょうか。

護岸の様子からすると、かなりの年月を経ているように見えますが、桟橋や建物などが、一切見られないのも妙です。一部に洲が見えたりして、浅そうでもあるので、入るのは止めておきました。

13008.jpg河口付近で一番気になった物件が、コレ。
護岸のテラス上に、H鋼の柱を立てて、ワイヤーを向こう岸まで渡してあるというシロモノです。

柱は錆びており、今も実用に供している雰囲気には見えません。ワイヤーの高さは、3~4mといったところで、フライブリッジ付きの艇ならぶつかってしまうでしょう。写真左にも、釣竿でも引っかけたのか、釣り糸と浮きらしいものが、ぶら下がっているのが見えます。

13009.jpg対岸を見たところ。
ワイヤーを支えている部分はごく簡単な仕組みで、ゴンドラを下げて行き来させるような、重さを支える構造には見えません。

このあたりが、まだ橋も架かっていない、人影まれな埋立地だったころ、対岸との交通を確保するために、ワイヤーを伝って往復する渡し舟でも設けたのかしら…と妄想してみました。

一瞬、岡田式渡船(過去ログ『岡田式渡船』参照)の遺構かも? と色めき立ったのですが、流れのほとんどないところでは成り立ちませんから、これは却下。う~ん、何だろう?

13010.jpg
電線でもなし、ゴンドラのケーブルでもなし…大型船が入ってこないようにする、バリケードのようなモノ? イヤ、それはないか…。ともあれ、上流側から見ると、かなりシュールな光景。川のトマソンといったところですね。

本当のところをご存知の方がおられたら、ぜひお教えいただきたいものです。
撮影地点のMapion地図

(21年8月16日撮影)

(『境川…2』につづく)

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タグ : 境川

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