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BS-TBS 「噂の! 東京マガジン」、「川さんぽ」2回目

277050_1.jpg3月20日日曜日放送の「噂の! 東京マガジン」、「川さんぽ」コーナーに引き続きお声がかかりました。ありがたいかぎりであります。

今回は前回と異なり、自艇に風見しんごさんとスタッフをお乗せしてのご案内ということで、運航責任の緊張感から大したスナップはありませんが、お目汚しまで。
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安全運航に遺漏のないよう、時間に余裕をもって日の出前から母港におもむき、清掃しながら暖気を十分に行なって、各部を動作点検。

早起きは三文の徳とはよくいったもので、運河に昇る朝日が、周囲の建物や水面をオレンジ色に染めゆく、美しい夜明けの景色を眺めることができました。エレベーターのレールが打ち込まれ、解体も間近と思われる廃煙突もほんのりと染まって、いつもと違った表情に。

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艇に上がってオーニングを外してみると、ベンチの上に透明な何かがべったり。ハテ、エマルジョン系の接着剤をこぼした覚えはないが‥‥。ここに寝かせておいたフェンダーが、古くなりすぎていよいよ加水分解でも始めたかしら、などとあれこれ妄想をはかどらせてしまったものの、触ってみて直ちに謎が"氷解"。オーニングから垂れた雨水が凍っていたのでした。

277050_5.jpgクランプやガムテを駆使して、バウのハンドレールに防水カメラ・GoProを取り付け作業中のスタッフ。

何かの拍子で大型船の引き波に突っ込んだりして、大事な機材を流失などしたら困りますから、どうかご遠慮なくしっかり貼り付けてくださいとお願いしましたが、港内に出ても収録中は幸い水面は穏やかで、杞憂に終わりました。


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今回楽しみだったのは、佐野造船所訪問のパート。自艇で取材にお邪魔するのは、同じBS-TBSの「関口宏の風に吹かれて」以来二度目、9年ぶりになります。

収録の合間に、嬉しいことに佐野龍太郎氏からお声をかけていただき、貴重なお話を拝聴。前回伺った、和船の落とし釘を自作されたことに感銘を受けたと振ったところ、お話は浦安市郷土博物館のもと船大工さんたち(過去ログ『浦安市郷土博物館…1』参照)に及び、あの方々も皆さん鬼籍に入られたこと、各所の和船の修理は、佐野さんが一手に引き受けられている旨を伺いました。

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風見さんとスタッフが忙しく収録している間、ありがたいことに船頭には休み時間がもらえたので、隣の桟橋にもやわれていた佐野さん謹製のウッデンボートを、存分に間近でじっくり愛でられたのでした。

いや~、磨き込まれた飴色の肌、ため息が出るほど美しいですね。スターンにいくにつれトップが絞り込まれた、タンブルフォームの流麗な曲線にもほれぼれです。

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今回唯一、航行中に撮ったものがこれ。ボートから買えるハンバーガー店「スキッパーズ」でのシーンを収録後、汐見運河へ離脱中に台船を曳いた渋い曳船が出現。避航待機している間、あまりの魅力に思わずカメラを向けたもの。

コーフンしているのが伝わったのか、スタッフより「そんなに珍しいんですか?」とのご下問が。いや、平日でなければ見られないシーンなんですよ、とお答えしておきました。

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曳船の船名は「とよ丸」。見たところだいぶ年配のようですが、各所に錆を浮かせながらも、懸命に働くけなげさが伝わってきて、スタイルと合わせ実に魅力的。

季節柄強風になったらと心配していたのですが、前回同様よく晴れた穏やかな天候に恵まれ、楽しいお手伝いとなったのは幸いでした。風見さんのご人徳でしょう。お世話になった皆様、ありがとうございました!


(令和4年2月22日撮影)

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タグ : BS-TBS噂の!東京マガジン砂町運河汐見運河曳船