3月6日の水路風景…10
(『3月6日の水路風景…9』のつづき)

●チョイ、チョイと当てるように舵を切り、大舵角を取り過ぎて姿勢を崩さないようにしながら、"スキ間"に向けて慎重に軸線を合わせ進入体勢に。
平久川は、基礎護岸の上にテラスが乗っかっている構造なので、水面下の張り出しはないとわかってはいても、岸ギリギリまで寄せるのはやはり気持ちのよくないもの。自転車など、不法投棄された大物の沈置物がある可能性は少なくないからです。

●突入。
いやー、左右とも余裕のないことったら。こりゃタマランですなあ‥‥。ここ平久川で、幾度か台船と護岸の間でのすり抜けを体験しましたが、鋼矢板はまた別の次元の圧迫感があって、緊張感が高まります。
この時点では前しか見ていないので、帰宅後に気づいたのですが、右手にいるクレーンの側面、軍用機みたいな日の丸がペイント(ステッカー?)されていてオォッと注目。オーナーさんかオペレーターさんかは知りませんが、趣味が感じられていいですね。

●特に緊迫したのが、この入口。鋼矢板が数枚、内側に向け直角に折れた形で打ち込んであり、間口が狭まっているのですから。
空隙はそれぞれ、4~50cmといったところでしょうか。接触したら最後、艇が振り回されて反対舷も傷つけるのは確実。台船ならゴースターンで行き足を殺し、タイヤフェンダーにしがみついて‥‥という手も思い付きますが、鋼矢板だとそれも難しいですからね。
●出口にも間口を狭めた箇所があり、さらにこのまま直進すると、平久水門の狭い径間を通るしかないという、次々と究極の選択(?)を迫られるありさま。
狭い方の径間でも、間口が艇の幅よりあれば通ってもいいのですが、見通しの点で不安が。ここはいつもどおり、広い方の径間を通ろうと、鋼矢板区間をスターンが抜けたところで大きく転舵。クランク状の航跡を描きながら、緊迫のすり抜けを無事終えたのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年3月6日撮影)
(『3月6日の水路風景…11』につづく)

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●チョイ、チョイと当てるように舵を切り、大舵角を取り過ぎて姿勢を崩さないようにしながら、"スキ間"に向けて慎重に軸線を合わせ進入体勢に。
平久川は、基礎護岸の上にテラスが乗っかっている構造なので、水面下の張り出しはないとわかってはいても、岸ギリギリまで寄せるのはやはり気持ちのよくないもの。自転車など、不法投棄された大物の沈置物がある可能性は少なくないからです。

●突入。
いやー、左右とも余裕のないことったら。こりゃタマランですなあ‥‥。ここ平久川で、幾度か台船と護岸の間でのすり抜けを体験しましたが、鋼矢板はまた別の次元の圧迫感があって、緊張感が高まります。
この時点では前しか見ていないので、帰宅後に気づいたのですが、右手にいるクレーンの側面、軍用機みたいな日の丸がペイント(ステッカー?)されていてオォッと注目。オーナーさんかオペレーターさんかは知りませんが、趣味が感じられていいですね。


空隙はそれぞれ、4~50cmといったところでしょうか。接触したら最後、艇が振り回されて反対舷も傷つけるのは確実。台船ならゴースターンで行き足を殺し、タイヤフェンダーにしがみついて‥‥という手も思い付きますが、鋼矢板だとそれも難しいですからね。

狭い方の径間でも、間口が艇の幅よりあれば通ってもいいのですが、見通しの点で不安が。ここはいつもどおり、広い方の径間を通ろうと、鋼矢板区間をスターンが抜けたところで大きく転舵。クランク状の航跡を描きながら、緊迫のすり抜けを無事終えたのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年3月6日撮影)
(『3月6日の水路風景…11』につづく)

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