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3月6日の水路風景…5

(『3月6日の水路風景…4』のつづき)

277021.jpg晴海の客船ターミナルから真西に直進、芝浦東運河を目指しました。運河入口の北岸角には、「日本塩回送埠頭倉庫」と大書きされた南上屋と、緑色の曳船「大山丸」が見えます。

あっ、上屋の周囲、よく見ると足場が立ち上がりつつある‥‥いよいよ解体でしょうか。クレーンの痕跡を残しているあたり時代を感じさせ、かつての港風景を思い起こさせる建屋だったのですが。

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芝浦東運河といえば、まず目に入ってくるのが日の出水門と、その直前で水門をオリに入れたような格好で架かる、新日の出橋。扉体が淡い色だとやっぱり、橋の構造に埋もれて目立ちませんね。閉鎖時の安全を考えても、視認性のよい赤で塗った方がよいような(『赤水門で赤信号』参照)‥‥と、通るたびに同じようなことをつぶやく赤水門原理主義者。

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277024.jpgそうだ、港湾局専用線日の出・芝浦線の遺構、橋台跡を撮っておこうと日の出側にカメラを向けたら‥‥あらら、思い切り落書きされちゃったんですね。おいたわしや。あそこまでわざわざ降りて、スプレーする胆力には感心しますが。

芝浦側の橋台も‥‥何枚か撮ったのですが、ブレてしまいました。ごめんなさい。


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新日の出橋の下から、日の出水門の堰柱に設けられた信号を見て。橋の隣接など見通しの悪い水門で、複数の信号を設けたり、また信号の設置場所を工夫しているのは他でも見られますが、この設置方法はちょっとそそるものがありますよね。

閉鎖されたときだけ赤色が点灯する、単色の灯器を各径間に一つづつ、しかも手で触れられそうな低い位置というのは、あまり例がないように思えます。ゼブラ塗装の背面版も渋くていいですね。
撮影地点のMapion地図

(令和4年3月6日撮影)

(『3月6日の水路風景…6』につづく)

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タグ : 東京港芝浦東運河日の出水門曳船