2月6日のフネブネ…1
(『2月6日の水路風景…2』のつづき)
●2月6日の道々で出会ったフネブネを以下にまとめます。例によっておなじみの顔ぶれもありますが、観察日記的な記録ということで。
妙見島にもやう独行艀といえば、油槽船「第三新興丸」。検索してみると、ご当地に本社工場を置く食用油メーカー、月島食品工業に傭船されているようなので、積荷は原料油なのでしょうね。
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●こちらも何度か紹介している、かつて荒川水上バスとして活躍していた、もと「クイーンメリッサ」。前回、平成29年11月とくらべてみると、どうやら排水・浮揚はされたようですが‥‥。かつての河川航路の華だっただけに、何らかの形で再起を期待したいところです。

●旧江戸川で楽しみなのは、やはり流頭部近く、西岸の造船所街。上架して整備中の姿、またお化粧直しした美しい船影と、さまざまな表情を愛でられるのは嬉しいものです。
まず目に入ったのは、舷側、船底色とも塗り立てピカピカの「すいれん」。東京港埠頭(株)の運搬給水船ですね。「船舶給水のご案内」(PDF)によると、最大積載量清水200立米、最大給水能力150立米/hだそう。細部は違いますが、全体の印象は「第三新興丸」とよく似ています。

●上架中の船尾を二隻、水辺ラインの水上バス「さくら」と、千葉海上保安部の巡視艇「ふさかぜ」。排水量船型の河用客船と、滑走船型の巡視艇、喫水線下の形状の違いが興味深いですね。

●仲良く肩を寄せ合う清掃船「第六清海丸」と監視船(かな?)「たつみ」、こちらも整備済みなのでしょう、船体色は鮮やかで、陽を浴びて輝いています。

●気になったのが、このえらくアップトリムな船。甲板室はなく、二列に6つ並んだ黄色いハッチのみが目立ち、船首付近にはユニックが‥‥と思ったら、取り外してきたものを載せてあるだけみたい。一見して、前歴が気になるフネですよね。

●通り過ぎざま船首を見てみると、まあ、“やっつけた”という表現がしっくりくるような、露骨に開口部を塞いだ痕が。前身は清掃船か何かだったのでしょうか。口を大きく開けたクジラを思わせるような、ちょっとユーモラスな形で、現役時代をあれこれ想像させるものがありました。

●これは帰りにようやく気づいたもの。おおお、ロータリーボートだ!
以前、平成28年10月にもここで見たことがありますが、船首寄りに並んだスパイクがなかったので、別の船体だと思われます。まだまだ現役なのですね!

●こちらは監視取締艇ですが、顔なじみといえる東京海上保安部の「かぺら」でなく、以前大師運河で臨検された、川崎署の「ふえにつくす」。
トレードマークともいえる、全長に渡って装着された大型フェンダーが取り外された姿は、一種異様な雰囲気。身ぐるみはがれたような、どこか頼りない風ですよね。監視取締艇としてはもう2世代前のタイプですから、修理などでなく、すでに解役されて繋がれているのかもしれません。
(令和4年2月6日撮影)
(『2月6日のフネブネ…2』につづく)

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妙見島にもやう独行艀といえば、油槽船「第三新興丸」。検索してみると、ご当地に本社工場を置く食用油メーカー、月島食品工業に傭船されているようなので、積荷は原料油なのでしょうね。
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●こちらも何度か紹介している、かつて荒川水上バスとして活躍していた、もと「クイーンメリッサ」。前回、平成29年11月とくらべてみると、どうやら排水・浮揚はされたようですが‥‥。かつての河川航路の華だっただけに、何らかの形で再起を期待したいところです。

●旧江戸川で楽しみなのは、やはり流頭部近く、西岸の造船所街。上架して整備中の姿、またお化粧直しした美しい船影と、さまざまな表情を愛でられるのは嬉しいものです。
まず目に入ったのは、舷側、船底色とも塗り立てピカピカの「すいれん」。東京港埠頭(株)の運搬給水船ですね。「船舶給水のご案内」(PDF)によると、最大積載量清水200立米、最大給水能力150立米/hだそう。細部は違いますが、全体の印象は「第三新興丸」とよく似ています。

●上架中の船尾を二隻、水辺ラインの水上バス「さくら」と、千葉海上保安部の巡視艇「ふさかぜ」。排水量船型の河用客船と、滑走船型の巡視艇、喫水線下の形状の違いが興味深いですね。

●仲良く肩を寄せ合う清掃船「第六清海丸」と監視船(かな?)「たつみ」、こちらも整備済みなのでしょう、船体色は鮮やかで、陽を浴びて輝いています。

●気になったのが、このえらくアップトリムな船。甲板室はなく、二列に6つ並んだ黄色いハッチのみが目立ち、船首付近にはユニックが‥‥と思ったら、取り外してきたものを載せてあるだけみたい。一見して、前歴が気になるフネですよね。

●通り過ぎざま船首を見てみると、まあ、“やっつけた”という表現がしっくりくるような、露骨に開口部を塞いだ痕が。前身は清掃船か何かだったのでしょうか。口を大きく開けたクジラを思わせるような、ちょっとユーモラスな形で、現役時代をあれこれ想像させるものがありました。

●これは帰りにようやく気づいたもの。おおお、ロータリーボートだ!
以前、平成28年10月にもここで見たことがありますが、船首寄りに並んだスパイクがなかったので、別の船体だと思われます。まだまだ現役なのですね!

●こちらは監視取締艇ですが、顔なじみといえる東京海上保安部の「かぺら」でなく、以前大師運河で臨検された、川崎署の「ふえにつくす」。
トレードマークともいえる、全長に渡って装着された大型フェンダーが取り外された姿は、一種異様な雰囲気。身ぐるみはがれたような、どこか頼りない風ですよね。監視取締艇としてはもう2世代前のタイプですから、修理などでなく、すでに解役されて繋がれているのかもしれません。
(令和4年2月6日撮影)
(『2月6日のフネブネ…2』につづく)

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