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2月6日の旧江戸川…2

(『2月6日の旧江戸川…1』のつづき)

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旧江戸川に入りました。流頭部までの大半が、繋留船が途切れなく続き徐航しなければならない旧江戸川で、ここから堀江ドックまでは、プレーニングできる貴重な区間といえます。

京葉線橋梁を振り返ると、トラスの向こうに澄み切った青空がグラデーションをなして広がり、空を映す川面もあくまで青く、まことに冬の贅そのものの川景色。短時間ながら、気持ちよく飛ばさせてもらいました。

276007.jpg河口付近は、以前よりコンクリート堤防の前に石組みの高水敷が築かれ、さらに土盛りをして法面を造成中。

東岸はすでに法面が結構な延長で姿を現わしており、写真の西岸も急ピッチで造成が進んでいる様子。平成の初めに訪ねてから、四捨五入すれば30年になる付き合いですが、刻々と姿を変えてゆく両岸を見ると、改めてしみじみと時の流れを感じてしまいます。


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浦安、境川西水門にも正面からご挨拶。扉体を交換してからお変わりないようで、二重のゲートをがっちり閉鎖、守りは固く通航の夢は叶わない雰囲気でありました。

276009.jpg浦安橋をくぐると、目を引かれるのは一昨年登場したニューポート江戸川のクレーン。青空をバックにそびえるスマートなその姿は、妙見島の新しいシンボルといってもいいほど。

これから小型船舶免許の実技講習が始まるのか、同型艇が桟橋に並んでもやい、救命胴衣を着けた人影もちらほら。微速で遡上しながら、クレーンが動いているところを見れたらなあ、と思っていたら‥‥。

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正横にきたあたりで、願いが通じたのかクレーンが動き始め、コンクリート堤防の向こうから、スリングベルトに吊られた艇が姿を現わしました!

さらにスロットルをしぼって流速に均衡させ、その場に踏みとどまる格好で泛水シーンを嬉しく堪能。今回初めて気づいたのですが、手前水面近くに見える"橋脚"の基部、支承が設けられているのですね。"桁"と剛結されたラーメン構造ということでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(令和4年2月6日撮影)

(『2月6日の旧江戸川…3』につづく)

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タグ : 旧江戸川境川西水門妙見島