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12月12日の横浜水路…2

(『12月12日の横浜水路…1』のつづき)

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入江川第二派川に入るといやでも目を奪われるのが、三井倉庫。過去何度か紹介しましたが、自艇の行動範囲内で、これほど素敵な艀荷役設備を持つ倉庫はなく、やはりカメラを向けてしまうのでした。この位置から見ると、背後左手のタワーマンションと対照的な雰囲気がまたよろしく、角の曲面と社紋の妙もあいまって、矍鑠たる風格を感じたものです。

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うろこ雲をバックに空を突くクレーン‥‥いいですねえ。しかし、社紋とロゴの赤は色褪せた感じもなく鮮やかですし、壁面のクリームもきれい。よく見ると、一番右の樋から左側は色が少し濃いので、最近塗りなおしたのでしょうか。

最初に訪ねた平成20年11月のときは、曲面に掲げられた社紋は塗られていませんでしたから、外壁の改修も何回かに分けて行われたことになります。大切にされているようですね。

275078.jpgさて、確かめたい件その1であります。過去ログ「入江川水系を眺める…2」でも触れた、東高島駅からの枝線を渡していた廃鉄橋が撤去されたとウェブ上で拝見。その進捗を見ておきたくなったのでした。

三井倉庫の角を曲がると、巨大な鋼材組み足場と、航路部分におなじみ既製桁「ランドクロス」が。桁の撤去には、こんなに大きな足場が必要なのか‥‥。

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275080.jpg足場をくぐって北側に出て、ゼブラ塗装のうっすら残ったとご対面。桁を失った後の姿は、石張りもあいまって遺跡感が半端ありません。

桁とともに、西側の橋脚もすでに撤去済みでした。かつて港湾の物流を担った、鉄道の痕跡が失われていくさま、水路からその過程に立ち会えた、としみじみした一幕ではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和3年12月12日撮影)

(『12月12日の横浜水路…3』につづく)

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タグ : 入江川第二派川三井倉庫