fc2ブログ

帷子川ほんの少し…5

(『帷子川ほんの少し…4』のつづき)

275041.jpg万里橋つづき。築地橋より、だいぶ余裕のある桁下高。補修されてそう時間が経っていないようで、内側の桁も梁もピカピカ。水管を支えるアングルの亜鉛引きもまだ白いですね。

この橋の向こうは、京急線、JR根岸・東海道・横須賀線、相鉄線と、横浜駅から出てきた線路がまとまって川を渡る、鉄橋過密区間。楽しみでもあり、さぞ頭上が賑やかだろうと首をすくめるものもあり‥‥。

275042.jpg
一発目の京急鉄橋、さっそく轟々と電車が渡っていくさまをスナップしながらの感想、
何これ凄い、すごい。

子供のころから三浦へ行くのにお世話になっていたので、横浜発車後、上って川を渡り下って高架下をすり抜け、その後一気に急勾配で駆け上がるという、カーブとアップダウンが連続する区間だということは知っていましたが、川面から見るとこれほど強烈とは!

275043.jpg
何が凄いって、何が強烈だって、真横から見ると、
電車が連結面で「へ」の字にポキポキ折れ曲がりながら橋を渡るんですから。

こんな短い径間で、橋脚上の「折れ目」が判別できるほど中高に造られた橋も、鉄道用としてはたいがいのように思えますが、どうなんでしょう。とにかく、貫通幌の上端をびろんと伸ばして走るさまで、バーチカルカーブを露骨に視覚できたのは、得がたい体験でした。

275044.jpg
高頻度で上下線の列車が通過するので、この低い、しかも道床のない枕木の透けて見える橋をくぐるのは、さすがに腰が引けたのですが、意を決して前進。

やっぱり通過に当たってしまい、頭上数十㎝のところをゴンゴンと鉄輪が通過する、その轟音の迫力たるや恐ろしいほど。これも得がたい体験といえばまあ、そうです。

275045.jpgつづく根岸線の橋は、高架とあって余裕のある桁下高。側面に書かれた塗装の表記で、帷子川第2橋梁という名前がわかりました。

この橋をくぐった左手には、合流してくる石崎川が見えるはず‥‥と、それより心奪われるものがまたも。向こうに見えるアレ、何だかずいぶん素敵じゃないですか?
撮影地点のMapion地図

(令和3年12月12日撮影)

(『帷子川ほんの少し…6』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 帷子川