払暁に出航して…3
(『払暁に出航して…2』のつづき)
●鶴見航路に入りました。折しも雲が切れて青空がのぞき、光線の塩梅もよろしく巨大橋を仰ぎつつくぐるには、絶好のタイミング。
鶴見つばさ橋をくぐるチャンスもそうそうないことですし、ここはスロットルをしぼって、じっくり堪能するとしましょう。幸いにして、本船の入出港もなく、航路はクリアな状態です。

●まずは東側の主塔から。183mの高さもさることながら、楔形の中央に開けた三角形の空間に桁を通しているという、簡潔で優れた意匠が目に快く、各面が陽射しでくっきり出ていることもあいまって、スマートさが際立っていますね。
視程がよければ、2本の主塔は東京港からも望めるほどですから、航路を示す目標としても大いに役立っているわけで、これ以上のものはなかなかないように思えます。

●大黒埠頭方、西側の主塔。後ろに高さを減じつつ連なる、逆台形断面の橋脚たちもいいですねえ。ちなみに中央径間の幅は510m、海面から路面までの高さは57mだそうですから、桁下高はおよそ50mといったところでしょう。
気になったのは、西側主塔とともに、桁側面も西半分に多く、塗面の剥離が見られること。日光や風の当たり具合か、それとも周辺にある工場からの煙突から出る排気にさらされたとか、何か理由がありそうですね。

●桁の直下に来たところで、いい感じにスナップできたと自画自賛する一枚。午前中は雲の多い日でしたが、この時間帯だけでも、青空がのぞいたことを感謝したくなる一瞬ではありました。
運河地帯に入り、水面がぐっと穏やかになったことを感じながら、左へ舵を切って横浜港へ向かいましょう。初めて訪れる水路を前に、期待と不安を入り混じらせながら前進、増速。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年12月12日撮影)
(『帷子川ほんの少し…0』につづく)

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鶴見つばさ橋をくぐるチャンスもそうそうないことですし、ここはスロットルをしぼって、じっくり堪能するとしましょう。幸いにして、本船の入出港もなく、航路はクリアな状態です。

●まずは東側の主塔から。183mの高さもさることながら、楔形の中央に開けた三角形の空間に桁を通しているという、簡潔で優れた意匠が目に快く、各面が陽射しでくっきり出ていることもあいまって、スマートさが際立っていますね。
視程がよければ、2本の主塔は東京港からも望めるほどですから、航路を示す目標としても大いに役立っているわけで、これ以上のものはなかなかないように思えます。

●大黒埠頭方、西側の主塔。後ろに高さを減じつつ連なる、逆台形断面の橋脚たちもいいですねえ。ちなみに中央径間の幅は510m、海面から路面までの高さは57mだそうですから、桁下高はおよそ50mといったところでしょう。
気になったのは、西側主塔とともに、桁側面も西半分に多く、塗面の剥離が見られること。日光や風の当たり具合か、それとも周辺にある工場からの煙突から出る排気にさらされたとか、何か理由がありそうですね。


運河地帯に入り、水面がぐっと穏やかになったことを感じながら、左へ舵を切って横浜港へ向かいましょう。初めて訪れる水路を前に、期待と不安を入り混じらせながら前進、増速。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年12月12日撮影)
(『帷子川ほんの少し…0』につづく)

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タグ : 鶴見つばさ橋