10月24日の内部河川…1

右の写真は、荒川河口の橋梁群越しに湾奥を望んだところですが、プレジャーの船影が数多く見られ、皆さんこの天候を待ちわびていたことが感じられたものでした。靄でぼやけた対岸の山並みも、暖かで静穏な日和を思わせ、安心して水路を堪能できそうです。

●ここしばらく閘門様‥‥荒川ロックゲートにご無沙汰していることが気になっていて、ブログを読み返してみたら、最後に通航したのが昨年3月20日と判明。というわけで、この日は2閘門通航と、江東内部河川の水位低下化水域を中心に楽しむことに決定。
水路日和とあって、次々と下ってくるプレジャーたちと行逢しながら遡上。閘門様に近づいて、軸線を正横に見て流速に抗しつつ踏みとどまっていると、間なしに控えめな音量でアナウンスがあり注水開始。電光掲示板も「旧中川へ通航中 一時待機」に表示を変えと、気持ちのよいレスポンスにテンションも上がります。

●扉体がしずくを滴らせながら上がり切って信号も青になり、流速でリーウェイする艇を抑えるように舵を取って進入。ああもう、いいですねえこの瞬間は、何度体験しても。
扉体が動き始めると、水路に向かって糸を垂れていた釣り人さんたちも、さすがに竿を収めてくれました。この好天に加えて潮時もよかったのでしょうか、河畔には釣り人さんが実に多くおられて、河上だけでなくこちらも賑わっていることを実感したもの。お礼を言上しつつ入閘。

水位酌を見てもわかるとおり、このときの閘程は2.2mほど。日中の潮位が比較的ある日で、閘門を堪能するには十分な水位差であります。

●排水が終わって扉体が上がり、A.P.-1mの川面が扉室の向こうに広がりました。濡れた湛水線を見せる閘室もいいですねえ。久しぶりの水位低下化河川、どんな表情を見せてくれるでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…2』につづく)

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