日本橋川ちょい散歩…6
(『日本橋川ちょい散歩…5』のつづき)

●親柱と袖高欄。江戸期の木製桁橋に見られる擬宝珠をいただいた柱でなく、どこか厨子を思わせるような石造りの柱は、竣工当時さぞ斬新な意匠に映ったのではないでしょうか。
親柱には向かって右が橋名、左に建立年月が刻まれていますが、ここにも“埋め木”状の補修が見られました。文字の刻まれた面を含んでいただけに、復元にはご苦労が少なくなかったことでしょう。
●渡った先、常盤橋門跡の公園は、いまだ工事が続いており、フェンスに囲まれたアスファルト舗装の広場があるのみ。
史跡である常盤橋門跡と、今をときめく(?)渋沢栄一像を擁する公園ですから、周辺の再開発と併せ整備されて再公開されるものと思いますが、復元された常磐橋とともに、かつてを思い起こさせる空間になるといいですね。

●西詰から上流側を眺めて。かつてとの大きな違いは、高欄の柱が白く復元されたことで、河上から仰いでも非常に目立つこと。
本体とのコントラストが美しく、日本銀行との調和を意識したとおぼしきデザインと、竣工当初のモダンな雰囲気の片鱗を見たような気がしたものでした。

●高欄にもたれて川面を眺めながら一息ついていたら、おなじみエスエスNANO1がお客さんを乗せて遡上してきました。おお、Zen船長が舵を取っておられますね。
日本橋発の短距離コースなのか、常磐橋に鼻先を突っ込んでアーチの裏側を愛でた後、転回して戻ってゆきました。船長は私が橋詰にいたのを見て驚かれた様子でしたが、ニコニコしながら手を振ってくださいました。ありがとうございました。
(令和3年9月12日撮影)
(この項おわり)

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親柱には向かって右が橋名、左に建立年月が刻まれていますが、ここにも“埋め木”状の補修が見られました。文字の刻まれた面を含んでいただけに、復元にはご苦労が少なくなかったことでしょう。

史跡である常盤橋門跡と、今をときめく(?)渋沢栄一像を擁する公園ですから、周辺の再開発と併せ整備されて再公開されるものと思いますが、復元された常磐橋とともに、かつてを思い起こさせる空間になるといいですね。

●西詰から上流側を眺めて。かつてとの大きな違いは、高欄の柱が白く復元されたことで、河上から仰いでも非常に目立つこと。
本体とのコントラストが美しく、日本銀行との調和を意識したとおぼしきデザインと、竣工当初のモダンな雰囲気の片鱗を見たような気がしたものでした。

●高欄にもたれて川面を眺めながら一息ついていたら、おなじみエスエスNANO1がお客さんを乗せて遡上してきました。おお、Zen船長が舵を取っておられますね。
日本橋発の短距離コースなのか、常磐橋に鼻先を突っ込んでアーチの裏側を愛でた後、転回して戻ってゆきました。船長は私が橋詰にいたのを見て驚かれた様子でしたが、ニコニコしながら手を振ってくださいました。ありがとうございました。
(令和3年9月12日撮影)
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