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8月22日の水路風景…3

(『業務船の三角旗』のつづき)

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引き続きガブられつつ第一航路東寄りを北上していると、大井火発のバースにヘリ巡視船がいるのに気づきました。横浜海上保安部の「おおすみ」です。

ヘリ巡視船は老兵といってもいい過ぎでない船が少なくありませんが、こちらも昭和54年竣工の大ベテラン。9年前に延命工事を施され、兵装などを更新したそうで、まだ当分は現役に留まるのでしょうね‥‥。

270012.jpg本船にこそ出会わなかったものの、警備の船艇は頻繁に行き交っていて、風による波立ちに引き波が加わるため、まあガブること。波頭に突っ込まないよう、行き足を押さえて前進。

プレーニングで追い越していった艇は、湾岸署のハルナンバー視6「たかお」。すぐに舵を切って引き波に正対しないと、この速度ならローリングとともに激しい飛沫を浴びることになります。

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さて、台場内水面に浮かぶパラリンピックシンボルです。黄色いフェンスこそ航路の幅分は中断されているものの、航行自粛水域であることはオリンピック会期中から引き続き変わりなし。そこで‥‥。

270014.jpg航路西口で警備に当たっている、「SEC」と染め抜かれた赤い旗を掲げた、民間の警戒船に近づいて、写真を撮りたい旨伝えてお願いしてみることに。

乗り組みさんは「(赤と緑の)ブイから内側に入らなければいいですよ!」と許可してくださいました。ありがとうございます! 風でリーウェイする艇を舵を当ててなだめながら、ブイのギリギリまで寄せて、何枚か撮った後速やかに離脱。

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曇り空が残念ではありましたが、「スリー・アギトス」と通称される、三日月が3つ寄り添ったような形のパラリンピックシンボルを、ブイの外からズームでたぐって撮ることができました。

台船はオリンピックシンボルと同じかしら‥‥と思っていたのですが、「12月13日の水路風景…2」と見くらべてみたところ、違う船でした。今回のものは、前回よりずいぶん小型に見えます。ともあれオリンピックのそれに引き続き、オリ・パラ会期中ならではの水路風景を記録できて、嬉しいことではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和3年8月22日撮影)

(『8月22日の水路風景…4』につづく)

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タグ : 東京港巡視船警備艇パラリンピックシンボル