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7月23日の水路風景…2

(『7月23日の水路風景…1』のつづき)

269076.jpg有明西運河の南口、あけみ橋が視界に入ってきたときのことです。耐震補強工事をしているのか、橋脚の一本に台船が取り付き、左手には警戒船が見られました。

ふと気になったのは、径間中央あたりの高欄に掲げられていた、一対の黄色い縦長の看板。通航船向けメッセージとしてはサイズが小さすぎるようだし、航路幅を示す矢印でも書いてあるのかしら、と思っていると‥‥。

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イヤ、結構字数が多いですね‥‥。内容は了解しているであろう作業船向けとはいえ、この高さにこのサイズでこの字数はないだろうと、異様の感に打たれたことではありました。

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有明西運河の橋梁過密区間を抜けて、晴海の巡視船群を遠望したあたり。むくむくと湧き上がる雲塊が見事で、舵を握りながらほれぼれと仰いだものでした。

昨日22日と同様暑さは実に厳しく、塩タブレットをかじり、お茶をがぶ飲みしながらしのぐありさまでしたが、巡視船艇とともにこういう爽快な夏空を見ると、本当に出てよかったと思えたものです。

269079.jpgお台場周辺の警備ぶりを拝見していたとき、本船の入港がありました。船名は「興山丸」、ファンネルに書かれているとおり、宇部興産海運の運航するセメント運搬船です。

詳しいスペックは「セメント専用船 興山丸」(宇部興産海運株式会社)をご覧ください。14,902総t、全長160.9mの威容、あたりを払う迫力ですね!

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前後しますが、第一航路と芝浦をめぐった後、京浜運河北口から出たときのスナップ。「興山丸」がちょうど、芝浦埠頭に接岸するところでした。

高層ビルひしめく都心をバックに、もやいを取る巨大船の後姿! 排気でマストのあたりがうっすら霞むのも風情があって、東京港らしい、実にいいシーンに出くわせたものだと思ったものでした。
撮影地点のMapion地図

(令和3年7月23日撮影)

(『7月23日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 有明西運河東京港