5月15日のトリさん…3
(『5月15日のトリさん…2』のつづき)

●トリさん話の最後は、母港でハクセキレイ君に見つめられた一件で締めたいと思います。
出港準備をしていたら、船首から数m先の手すりにハクセキレイが飛来。可愛らしい姿に惹かれて、すぐに一枚スナップしたのですが、作業に戻ってもそのまま動かず、ものいいたげにじっとこちらを見つめていたのです。
そのときは単に、「人懐こい個体なのかな?」と思っただけで、「じゃあ、行ってくるね」と声をかけて出港したのですが、帰ってきて、どうもそうではないことに気づかされたのでした。

●帰港して片づけていると、またも目の前の手すりにハクセキレイ君飛来。さっきと同じ個体なのかな? よく見ると、右足に足環をつけています。人に飼われていたことがあって、それで人を恐れないのか? それとも何かの調査で足環をつけられて、放鳥されたのでしょうか。
●出港前との違いは、餌である虫をくわえていたこと。艇の近くに巣があって、育雛中なのだろうと見当がつきました。
自艇の桟橋を離れてトイレに立っても、虫を口にしたまま追いかけてきて、私をじっと監視(?)するありさま。これは明らかに、船頭個人に対して何かを訴えかけているに違いありません。
●お隣の艇にでも巣立ち雛が隠れていて、私がいるせいで給餌ができないのか、まさか、ポンツン桟橋のフロートと歩み板の空間に巣を作ったのか‥‥。
お隣の艇の中や、桟橋の裏をのぞき込んだりと、あちこち探し回ってみたものの、雛の姿ありませんでした。というわけで、ハクセキレイ君に見つめられる原因はついにわからず。

●お向かいの艇のレドーム上に陣取り、「UFOに乗って宇宙から来たトリ星人」といった風情のハクセキレイ。掃除をしている間じゅう、つぶらな瞳でじいっ‥‥と見つめられ続け、何とかしてやりたいと思いながらも、どうにもならずに艇を離れたのです。
帰宅後、まさか自艇のどこかに雛が‥‥? と考えたものの、カディまで含めて目視点検はしたし、小鳥の入るすき間はないしで、恐らく迷惑はかけなかったと思うのですが。ともあれ、何か心残りな一件ではありました。
(令和3年5月15日撮影)
(この項おわり)

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●トリさん話の最後は、母港でハクセキレイ君に見つめられた一件で締めたいと思います。
出港準備をしていたら、船首から数m先の手すりにハクセキレイが飛来。可愛らしい姿に惹かれて、すぐに一枚スナップしたのですが、作業に戻ってもそのまま動かず、ものいいたげにじっとこちらを見つめていたのです。
そのときは単に、「人懐こい個体なのかな?」と思っただけで、「じゃあ、行ってくるね」と声をかけて出港したのですが、帰ってきて、どうもそうではないことに気づかされたのでした。

●帰港して片づけていると、またも目の前の手すりにハクセキレイ君飛来。さっきと同じ個体なのかな? よく見ると、右足に足環をつけています。人に飼われていたことがあって、それで人を恐れないのか? それとも何かの調査で足環をつけられて、放鳥されたのでしょうか。

自艇の桟橋を離れてトイレに立っても、虫を口にしたまま追いかけてきて、私をじっと監視(?)するありさま。これは明らかに、船頭個人に対して何かを訴えかけているに違いありません。

お隣の艇の中や、桟橋の裏をのぞき込んだりと、あちこち探し回ってみたものの、雛の姿ありませんでした。というわけで、ハクセキレイ君に見つめられる原因はついにわからず。

●お向かいの艇のレドーム上に陣取り、「UFOに乗って宇宙から来たトリ星人」といった風情のハクセキレイ。掃除をしている間じゅう、つぶらな瞳でじいっ‥‥と見つめられ続け、何とかしてやりたいと思いながらも、どうにもならずに艇を離れたのです。
帰宅後、まさか自艇のどこかに雛が‥‥? と考えたものの、カディまで含めて目視点検はしたし、小鳥の入るすき間はないしで、恐らく迷惑はかけなかったと思うのですが。ともあれ、何か心残りな一件ではありました。
(令和3年5月15日撮影)
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タグ : 水辺の鳥たち