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5月15日のフネブネ…2

(『5月15日のフネブネ…1』のつづき)

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前回の少し後のシーン。行き足を殺しながら着岸体制に入る「第三十一芝浦丸」、宇部興産のアンローダー、奥には東雲水門と、運河らしいディテールがフレームに収まって、今回お気に入りの一枚に。

このまま直進して、東雲運河の旧防波堤区間でデッドフル航行をしようと思っていたのですが、着岸作業のお邪魔をしてはいけないと、帰路に後回しすることに。面舵に当て、豊洲運河へ入ることにしました。

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朝凪橋南詰の工事区間で、警戒船任務についていたのは、顔なじみであるでんでん丸船隊の1隻「第五でんでん丸」。通りつつ手を振って応えると、乗り組みさんがニコニコしながら誘導してくれました。いつもご苦労さまです。

266008.jpg隅田川派川に出てゆるゆる歩かせていると、背後から高速で通船「なぎさ」が追い抜いてゆきました。この艇には何度か出会っていますが、プレーニングしているのを見るのは初めてです。インアウト艇らしいパワフルな走りですね。

気になったのは、ドラム缶が裸で、いくつか後ろに載せてあったこと。艇が波頭で跳ねたとき、落としてしまわないかしら‥‥と心配になりました。

266009.jpg隅田川を遡上し清洲橋をくぐったあたりで、前方に赤い艇が2隻。動きからして、日本橋署の消防艇が演習から戻り、着桟作業をしているのだとわかりました。

行き足を抑えて待つ姿勢を見せると、右側の艇(後で『きよす』と判明)の乗り組みさんから「先に行って!」と身振りで示されたので、応じて急ぎ通過することに。


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作業中の「はまかぜ」。まずバウづけしてもやいを取る二人を下ろし、いったん離れてから艇を流れに立たせて達着、という手順。お天気に恵まれた土曜日ということもあり、プレジャーやPWCの通航は引きも切らず、反射する引き波に悩まされながらの作業。まことにお疲れさまです。

前も同じようなことを書きましたが、大川筋を繋留地とするのは、このサイズの艇にとってはつらいものがありますよね。日本橋川に拠点を移してあげるのが、艇や隊員さんにとってもベターな気がするのですが、いかがでしょう。
撮影地点のMapion地図

(令和3年5月15日撮影)

(『5月15日のフネブネ…3』につづく)

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タグ : 東雲運河豊洲運河隅田川派川隅田川独航艀消防艇