小野川水門
(『まずは小野川散歩』のつづき)
●利根川の堤防とともに、小野川河口、小野川水門が見えてきました。
以前訪ねたときは、ゆっくり眺められなかったので、ちょっと周りをうろついてみましょう。舟が着くまで、まだ幸い時間があります。
【撮影地点のMapion地図】
●対岸にある、小野川排水機場。
側壁には蔦が這い、適度に古びた感じがよい雰囲気。こういった工場風の建屋は、窓枠が最近のアルミサッシに付け替えられると、雰囲気ががらりと変わってしまうものですが、こちらは幸い昔のままのようですね。
●堤防上に登って、小野川水門の銘板を探すと…あった。
昭和43年3月竣工、時々磨いているのでしょうか、真鍮の生地が金色に光っています。
●堤防の草むら越しに、真横から眺めると、遺跡のような、また違った表情。
水門の周りは、決してひと気がないわけではありません。むしろ、写生をする人、階段に座って所在無げにのんびりする人と、水門に吸い寄せられるように、ぱらぱらと人出があるのです。
やはり、寄る辺のない河原より、頼もしそうな水門の近くにいた方が、何か安心できるということなのでしょうか。
●桟橋近くの河原、水面ギリギリから見上げて。
旧ブログにも書きましたが、下利根周辺に点在する水門や閘門は、同じ線図から起こしたのか、どれも同じような形をしています。
つまり、ある時期に集中して一気に建造された、言わば量産型の水門・閘門というわけです。乗り物やある種の住宅では、量産型というのは珍しくありませんが、やはり土木構造物、こと水門となると、全国的にも例を見ないのでないでしょうか。
このあたりからも、「さすが水郷!」と、ますます思い入れを深くしてしまうのです。
(21年7月20日撮影)
(『佐原出港』につづく)

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以前訪ねたときは、ゆっくり眺められなかったので、ちょっと周りをうろついてみましょう。舟が着くまで、まだ幸い時間があります。
【撮影地点のMapion地図】

側壁には蔦が這い、適度に古びた感じがよい雰囲気。こういった工場風の建屋は、窓枠が最近のアルミサッシに付け替えられると、雰囲気ががらりと変わってしまうものですが、こちらは幸い昔のままのようですね。

昭和43年3月竣工、時々磨いているのでしょうか、真鍮の生地が金色に光っています。

水門の周りは、決してひと気がないわけではありません。むしろ、写生をする人、階段に座って所在無げにのんびりする人と、水門に吸い寄せられるように、ぱらぱらと人出があるのです。
やはり、寄る辺のない河原より、頼もしそうな水門の近くにいた方が、何か安心できるということなのでしょうか。

旧ブログにも書きましたが、下利根周辺に点在する水門や閘門は、同じ線図から起こしたのか、どれも同じような形をしています。
つまり、ある時期に集中して一気に建造された、言わば量産型の水門・閘門というわけです。乗り物やある種の住宅では、量産型というのは珍しくありませんが、やはり土木構造物、こと水門となると、全国的にも例を見ないのでないでしょうか。
このあたりからも、「さすが水郷!」と、ますます思い入れを深くしてしまうのです。
(21年7月20日撮影)
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