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3月14日の水路風景

(『新塗装の茂森橋をくぐって』のつづき)

262031.jpgピカピカの茂森橋を堪能して以降、3月14日の後半に出会ったことどもをまとめてみました。

アッと驚くようなできごとはなかった代わり、好天下で眺める川景色はどこを切り取っても鮮やかで、楽しくスナップをものすることができました。

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仙台堀川西側の様子も見ておこうと、茂森橋を出てから西航。おなじみの四角いトラス・亀久橋を一枚。北岸に寄せて撮ったところ、橋門構の面が少し入って、いつもより直方体感が強調された角度に。

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海辺橋西側では、南岸が相当の延長に渡り鋼矢板で仕切られていて、河道中央は台船で占められていました。かなり大規模な護岸工事ですね。右手奥に見えるすき間には曳船もいたので、無理して通ってぶつけでもしたらことと、ここで反転。

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昨年6月7日に通った、大横川北端近くにある南辻橋の改架現場、今回は猿江橋で閉塞されておらず、前回とは反対に、小名木川から北上する形で訪ねることができたのです。

東側は河道の3分の2程度まで鋼矢板で囲われ、旧橋脚の撤去と新規の基礎工事に移っている模様。左側は一見通れそうですが、足場からアルミ梯子が垂れ下がっていて、こちらもあきらめた方がよさそうでした。

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桜の開花の様子を探り(結果はゼロでしたが)ながら、神田川~日本橋川の定番コースへ。春の陽光が、構造物に美しい陰影を施し、ときにはディテールをくっきりと浮かび上がらせ、まことに佳きもの。晴れていると、何を撮っても楽しいですよね。

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しかし、その陽光のもとで聖橋を仰いだところ、「あれ?」と引っかかる点が。側面、特に左端あたり、ずいぶんデコボコとしてきたように見えませんか‥‥。

何というか、シート状の貼り付けたものが、劣化してボコボコと波打つように浮いてきている、そんな感じに見えました。光の加減にしては、ちょっと目立ちすぎるような気がするのですが。せっかく竣工当時に近い、フラットなデザインにリニューアルして間がないのに、惜しいですね。自分の目の錯覚だといいのですが。

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こちらも毎度おなじみ、三崎町中継所にもやう豆曳船「第30中島丸」。船自体は相変わらずきれいですが、豪雨の後とて、上流側にえらい量のゴミが引っかかってしまっていますね。

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ソメイヨシノの開花は沿岸では見られなかったものの、河津桜(? 詳しくないので突っ込まないこと)は見事な咲きぶりのものに出会えました。日本橋川、錦橋~神田橋間の北岸です。赤味の濃い花弁の色が、陽に映えて目に快かったです。

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寂しいことはわかっていながら、墨田川造船辰巳に寄り道。賑やかだった艤装桟橋も、今や巡視艇「くがかぜ」一隻を残すのみ、しかも船尾の旗竿に国旗を掲げているので、引き渡されここを離れるのも間もなくでしょう。

ここや墨田川造船本社前で、結構な数の海保船艇を眺めてきたものの、巡視船「みかづき」と同時進行した2隻は割とつぶさに進捗を観察できたせいか、喪失感は結構なものが。「『みかづき』ロス」と名付けても大げさではないくらいです。

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曙運河を北上し、砂町・曙北運河との十字流に近づいたところで、黒い大きな船影が。おお、古賀オール通いのバージだ! 急いで接近し、邪魔にならないポジションからもう撮る、撮る! 古賀オールのバージが運航中の姿は、そうそうお目にかかれませんからね。

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右舷後方に出てズームでたぐり、さらにスナップ。本記事冒頭の写真はこの少し前、船尾中心線に来たときのショット。

いや~、さすが古賀オール御用、絵になりますね! 船体の黒、ハルナンバーの黄色とも、塗装が美しいだけあってオーラを放つような存在感(?)があり、撮っていて楽しかったです。

(令和3年3月14日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 仙台堀川大横川神田川日本橋川曙北運河曳船巡視艇墨田川造船