消防艇隊出動!
(『令和2年度川走り納め…11』のつづき)
●雲はますます厚くなり、まるで夕方のような空模様になってきました。晴海埠頭沖まで来ると、朝潮運河から小型の消防艇が飛び出してきて、高速で南下してゆくのが目に入ったのです。
臨港署の「はるみ」でしょうか。赤色閃光灯を点けプレーニングで飛ばす、そのただならぬ雰囲気に、ブレるのも構わず一枚スナップ。何かあったのかもと、朝潮運河南口に急ぐことにしました。
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●朝潮運河南口、豊海側に着いてから向き直ると、腹に響く爆音を轟かせて「すみだ」が登場! やはりマストトップの赤色閃光灯を光らせ、船尾から白煙をたなびかせて、緊迫感のある出港風景。
驚いたのは「ウ~、ウ~」とサイレンを鳴らしたこと。消防艇のサイレンを聞くのは初めてなので、消防車同様の音がするのを知り感動しましたが、もしかしたら私の艇に対して「アッチへ行ってろ!」と鳴らしたのかも。ごめんなさい‥‥。

●間なしに続いて、臨港署のフラッグシップ「みやこどり」も解攬! 爆音も高らかにぐんぐんと加速、たちまち船首波が白く目立つようになりました。

●急激に回転数を上げたせいか、船尾から濛々と黒煙が吐き出され、いかにも緊急の出動といった雰囲気です。3隻が間を置かず連続で出港する事態とは、演習なのか、それとも火災が本当にあったのか‥‥。

●沖に目を向けると、すでに「はるみ」(?)は第一航路はるか遠くに至り、画面左奥に船尾波だけが白く見える状態。右には離れゆく「すみだ」が見えますね。
空模様が不穏なのも手伝い、いかにも風雲急を告げる雰囲気で、港内で本当に火事が起こったのでは、と不安をかき立てられました。そういえば、大井・品川火発の2本の煙突の間あたり、うっすらと煙が見えているような‥‥。イヤ、火事ならあれでは済まないですよね。

●臨港署の方に向き直ると、さらに何と、「おおえど」も後進で離桟して回頭、出港態勢に!
いや~、主力船艇総出動の瞬間に立ち会えたなんて。もし火事だったら不謹慎ではありますが、希少なことには変わりなく、幸運としかいいようがありません。

●運河を出てからの加速はゆるやかで、先の3隻とくらべると悠揚迫らぬ、落ち着き払った雰囲気です。ここでふと、各艇の最高速力をみてみると、「はるみ」が30kt、「すみだ」、「みやこどり」が20kt、「おおえど」が13kt。
放水装備を持たないものの、俊足を誇る「はるみ」が現場へ先行してまず状況を偵察。次に、比較的速力のある「すみだ」「みやこどり」が主戦力として続き、速力は遅くても屈折式の放水塔を備え、より柔軟な消防活動のできる「おおえど」がしんがりに。‥‥という陣立てが、素人なりに想像できました。

●「おおえど」の後姿を見送りながら、火災であったら被害が少なくて済むように、演習でありますように‥‥と祈ったものでした。帰宅後に検索したかぎりでは、特に港内での船火事などはヒットしなかったのですが、いかがでしょう。
ただ、各艇ともUY旗(演習中避けよ)を掲げていなかったので、やはり実際の出動だったのかも、と一抹の不安が。沖に出てから掲げるものなのでしょうか、ご指摘いただければ幸いです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年12月29日撮影)
(『12月29日の墨田川造船』につづく)

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臨港署の「はるみ」でしょうか。赤色閃光灯を点けプレーニングで飛ばす、そのただならぬ雰囲気に、ブレるのも構わず一枚スナップ。何かあったのかもと、朝潮運河南口に急ぐことにしました。
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●朝潮運河南口、豊海側に着いてから向き直ると、腹に響く爆音を轟かせて「すみだ」が登場! やはりマストトップの赤色閃光灯を光らせ、船尾から白煙をたなびかせて、緊迫感のある出港風景。
驚いたのは「ウ~、ウ~」とサイレンを鳴らしたこと。消防艇のサイレンを聞くのは初めてなので、消防車同様の音がするのを知り感動しましたが、もしかしたら私の艇に対して「アッチへ行ってろ!」と鳴らしたのかも。ごめんなさい‥‥。

●間なしに続いて、臨港署のフラッグシップ「みやこどり」も解攬! 爆音も高らかにぐんぐんと加速、たちまち船首波が白く目立つようになりました。

●急激に回転数を上げたせいか、船尾から濛々と黒煙が吐き出され、いかにも緊急の出動といった雰囲気です。3隻が間を置かず連続で出港する事態とは、演習なのか、それとも火災が本当にあったのか‥‥。

●沖に目を向けると、すでに「はるみ」(?)は第一航路はるか遠くに至り、画面左奥に船尾波だけが白く見える状態。右には離れゆく「すみだ」が見えますね。
空模様が不穏なのも手伝い、いかにも風雲急を告げる雰囲気で、港内で本当に火事が起こったのでは、と不安をかき立てられました。そういえば、大井・品川火発の2本の煙突の間あたり、うっすらと煙が見えているような‥‥。イヤ、火事ならあれでは済まないですよね。

●臨港署の方に向き直ると、さらに何と、「おおえど」も後進で離桟して回頭、出港態勢に!
いや~、主力船艇総出動の瞬間に立ち会えたなんて。もし火事だったら不謹慎ではありますが、希少なことには変わりなく、幸運としかいいようがありません。

●運河を出てからの加速はゆるやかで、先の3隻とくらべると悠揚迫らぬ、落ち着き払った雰囲気です。ここでふと、各艇の最高速力をみてみると、「はるみ」が30kt、「すみだ」、「みやこどり」が20kt、「おおえど」が13kt。
放水装備を持たないものの、俊足を誇る「はるみ」が現場へ先行してまず状況を偵察。次に、比較的速力のある「すみだ」「みやこどり」が主戦力として続き、速力は遅くても屈折式の放水塔を備え、より柔軟な消防活動のできる「おおえど」がしんがりに。‥‥という陣立てが、素人なりに想像できました。

●「おおえど」の後姿を見送りながら、火災であったら被害が少なくて済むように、演習でありますように‥‥と祈ったものでした。帰宅後に検索したかぎりでは、特に港内での船火事などはヒットしなかったのですが、いかがでしょう。
ただ、各艇ともUY旗(演習中避けよ)を掲げていなかったので、やはり実際の出動だったのかも、と一抹の不安が。沖に出てから掲げるものなのでしょうか、ご指摘いただければ幸いです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年12月29日撮影)
(『12月29日の墨田川造船』につづく)

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