fc2ブログ

花畑運河再訪…2

(『花畑運河再訪…1』のつづき)

260036.jpgくぐる直前にもう一度、ぐっと仰いだ角度で肉薄した一枚を。次に訪れたときは、新樋門となりもうこの姿が拝めないと思えば、違ったアングルからもものしておきたくなるというもの。

しかし、樋門あるいは樋管を文字通り解釈すれば、径間はいずれ堤防の土かぶりの下ということになりますよね。護岸もごっそり改築され、マイタゲート跡も失われるんだろうなあ‥‥。

260037.jpg
水門を出て広がった、12年ぶりの運河風景。低い家並の上に見える空の広がり、両岸の鋼矢板と基礎護岸が、一直線の河道とともに醸し出すハードな雰囲気。いいですねえ。建物がいくつか新しくなったほかは、前回とほとんど変わりがありません。

260038.jpg
雲が少し多くなってきたこともあり、明るいうちにと、振り返って水門をもう一枚。電光掲示板や信号が光を失っているのは同様で寂しいですが、光の加減か、こちらの方がいくぶん穏やかな表情に見えます。お疲れさまでした、と声をかけてやりたくなりました。12年前はこの左に、一本水押の和船がもやっていましたよね。

そうそう、写真では見えづらいですが、左手に見える管理棟、入口上に「六ツ木水門監視所」とあるのですね。監視所とは何か悪いことをしているようで、穏やかではありませんが、よそも同様なのでしょうか。

260039.jpg北岸にいた釣り人さんに声をかけながら通ったとき、ふと鋼矢板に掲げられた看板に目を留めました。

「六ツ木水門工事のお知らせ」‥‥えっ、今度の樋門化のことかしら? と思ったら、早とちりでした。平成9年とありますね。イヤ、今ようやく思い出した。これ12年前にも見てるわ! トシは取りたくないものであります。


260040.jpg
前回はそのフラットさに一回敗退した桜木橋も、橋詰のテラスとともにほとんどお変わりなく。今回は潮時を勘案して入ったので、通航には問題ない水位のはず。それでもこれだけ低いのですから、舟航の絶えた後の架橋とは、げに恐るべきもの。すり抜けを楽しみつつ通るとしましょう。
撮影地点のMapion地図

(令和2年12月29日撮影)

(『花畑運河再訪…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 花畑運河六ツ木水門