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水門先生と水路行…2

(『水門先生と水路行…1』のつづき)

10006.jpg可動堰のローリングゲートに、ギリギリまで近寄ってみると、本流下流部との水位差が見て取れ、ちょうど崖っぷちから下をのぞいているような気分。

フネに乗ったまま…しかも動力船で、扉体ギリギリまで近づいて、水面の高さを実感することができる行徳可動堰って、実は貴重な場所かもしれません。

ふと周りを見ると、ここ数日の雨のせいか、若干水位が高いように思えました。これなら、少しは遡上も楽かも…。

行徳可動堰を後に、本流を遡上開始。佐藤氏のお話によると、旧ブログに書いた記事、「平成7年8月・江戸川…1」、「平成7年8月・江戸川…2」(『水路をゆく 過去ログ』収録)を読まれて以来、ぜひ江戸川を遡上してみたい、と思われていたとのこと。

まことに船頭冥利に尽きるお話、ありがたい限りですが、佐藤氏に水路病(?)を発症させてしまった責任もあり、今回のお誘いに至ったわけであります。

10007.jpg国府台を過ぎ、満員の渡し舟を見ながら矢切付近の浅瀬をクリアして、金町の取水塔横を通過。

このあたりは、江戸川有数の風光明媚な区間でもあります(『江戸川散歩…3』ほか参照)から、曇天下とはいえ、お2人にも楽しんでいただけたようです。

10008.jpg数隻のPWCやボートと行き交いながら、松戸付近のS字屈曲区間に突入。先ほどとは打って変わって、水深はぐっと深くなり、しばらくは安心して走ることができます。

グレーのトラス、外環葛飾大橋・葛飾橋をくぐった向こうは、松戸の中心市街もほど近いところ。ここには…。


10009.jpg固定岸壁の、松戸船着場があります。ここが江戸川の船着場では最上流で、つまり小型水上バスクラスの、遡上限界点でもあるということです。

この先は、何度か行ったことはあるとは言え、安全航行の保証のない区間…。一人でやんちゃをしていたころならともかく、お客様を乗せての船行きとなれば、緊張しないと言ったら、やはりウソになります。

10010.jpg堤防越しに見えていた、背の高いビル群が消えうせ、妙に橋脚がひょろ長く見える、上葛飾橋をくぐると、いよいよ江戸川らしい、広漠たる川景色が広がりました。

ここまで上がってくるのは、本当に久しぶりです。魚探の感は次第に上がり、アウトコースを取っていても、1m台を示すようになりました。佐藤氏もしきりにモニターをのぞき込んでは「う~ん、浅いですねえ」と、心配しておられる様子。
澪筋も、昔とはだいぶ変わっているようだし、果たして当初の目標遡上地点である、三郷放水路まで到達できるのかどうか…。
撮影地点のMapion地図

(21年7月18日撮影)

(『水門先生と水路行…3』につづく)

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タグ : 江戸川 行徳可動堰 松戸船着場 取水塔

コメント

No title

パドル船長殿、
「平成7年8月・江戸川…1」、「平成7年8月・江戸川…2」(『水路をゆく 過去ログ』収録)は何度読んでもグッと来るお話です。今回ちょっとだけ追体験できたので、ものすごくうれしいです。

Re: No title

>jsatoさん
恐縮です…。大物物件である松戸水門を、指呼の間に望みながらの反転は、悔しいものがありましたが、事故になったらことですので、大事をとらせていただきました。
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