12月13日の水路風景…2
(『12月13日の水路風景…1』のつづき)
●東雲運河での爽快なトライアルを終えた後は、そのまま港内を縦断して台場の内水面へ。
コロナ禍によるオリンピック延期で、いったんは姿を消したオリンピックシンボルが、内水面の同じ場所に再登場したと聞いたからです。何か変化はあるでしょうか?
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●5色の輪が冬の陽光に映えて、きれいですね。好天に恵まれたときに訪ねられてよかった。2月9日に見たときと違うのは、台船が塗り替えられて、黒と船底色のツートンもくっきりと、フネらしい装いになったこと。前回気になって書いたことが実現するとは思わなかったので、嬉しいです。

●第一航路を横断して、芝浦運河地帯へ向かいます。品川埠頭に積まれたコンテナ、色とりどりで惹かれるものがありスナップ。遠目に見ると、玩具のブロックを組んだようですね。ちなみにブロック玩具=レゴのイメージが強いですが、子供のころ買い与えられたのはカワダのダイヤブロックで、レゴと聞くといまだに違和感があります‥‥。

●天王洲南運河、大井埠頭にある東京港埠頭(株)の船溜に憩う「清海丸」を一枚。
東京港埠頭の船隊というと、「第✕清海丸」を名乗る黄色い清掃船が思い出されますが、こちらは無番号で、清掃船が水面をさらって集めてきたゴミを処分場に運ぶ役目なのだそう。長さ20.3m、30t。詳しくは東京港埠頭の「清掃船の紹介」(PDF)をどうぞ。

●高浜西運河、おなじみモノレールが横断するところで、ちょうど通ったのがキャラクターのラッピングを施した編成。最近はバラエティ豊かだなあ‥‥と見上げたら、サンリオの「キキ&ララ」! 懐かしくなりました。
子供のころ、女の子たちが夢中でグッズを集めていたっけ。東京モノレールのサイトによると、車体だけでなくシートや天井にも絵柄があるそう。お母さん世代も楽しめそうですね。

●芝浦運河といえば、何度か紹介した東京倉庫運輸のクレーン付き倉庫。対岸も周りも再開発で、すっかりさま変わりした今日、ますます貴重な運河風景になってきましたよね。

●いつも同じようなことをして恐縮ですが、クレーンのアップ。運河地帯にかろうじて生き残った倉庫たちも、クレーンだけは軒並み取り外してしまったので、ここが生き残っているのは本当に不思議なくらい。
しかも廃墟感が全くないので、今でも現役なのでは‥‥と期待してしまうのも佳し。まあ、残しているからには、危険のないよう整備は怠っていないのでしょう。

●朝潮運河、臨港消防署の前を通ると、暖気中でしょうか、「みやこどり」が船尾から薄く白煙を上げていました。
ううむ、背後のマンション、まだ入居していないからいいけれど、これからは暖気もはばかられそうだなあ‥‥。入居者の契約書に、臨港署の船隊についての一文は入れてほしい‥‥などと、小心者の妄想はここを通るたびもやもやと再発するのです。

●正面に向き直ると、両岸の月島、晴海に林立したタワーマンションが視界を圧し、美しく整備されたテラスや法面はまだ真新しく、すでに見慣れたはずながら、運河風景の変貌に息をのむ思い。
ほんの10年というか、10年も経てばというかでだいぶ違ってきますが、港湾の残り香が濃かったころを知る目からすれば、やはり、しみじみしてしまいます。

●隅田川に出ると、ちょうど目の前を水辺ラインの「こすもす」が上航してゆくところでした。追って続航すると、観光汽船「リバータウン」が佃大橋をくぐって行逢。賑やかな都大路らしいシーンをものすることができました。
冬になって空気が澄んでくると、背景の建物や橋もくっきりとシャープになり、街場のフネブネらしい川景色が楽しめて、よいものですね。
(令和2年12月13日撮影)
(『12月13日の水路風景…3』につづく)

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コロナ禍によるオリンピック延期で、いったんは姿を消したオリンピックシンボルが、内水面の同じ場所に再登場したと聞いたからです。何か変化はあるでしょうか?
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●5色の輪が冬の陽光に映えて、きれいですね。好天に恵まれたときに訪ねられてよかった。2月9日に見たときと違うのは、台船が塗り替えられて、黒と船底色のツートンもくっきりと、フネらしい装いになったこと。前回気になって書いたことが実現するとは思わなかったので、嬉しいです。

●第一航路を横断して、芝浦運河地帯へ向かいます。品川埠頭に積まれたコンテナ、色とりどりで惹かれるものがありスナップ。遠目に見ると、玩具のブロックを組んだようですね。ちなみにブロック玩具=レゴのイメージが強いですが、子供のころ買い与えられたのはカワダのダイヤブロックで、レゴと聞くといまだに違和感があります‥‥。

●天王洲南運河、大井埠頭にある東京港埠頭(株)の船溜に憩う「清海丸」を一枚。
東京港埠頭の船隊というと、「第✕清海丸」を名乗る黄色い清掃船が思い出されますが、こちらは無番号で、清掃船が水面をさらって集めてきたゴミを処分場に運ぶ役目なのだそう。長さ20.3m、30t。詳しくは東京港埠頭の「清掃船の紹介」(PDF)をどうぞ。

●高浜西運河、おなじみモノレールが横断するところで、ちょうど通ったのがキャラクターのラッピングを施した編成。最近はバラエティ豊かだなあ‥‥と見上げたら、サンリオの「キキ&ララ」! 懐かしくなりました。
子供のころ、女の子たちが夢中でグッズを集めていたっけ。東京モノレールのサイトによると、車体だけでなくシートや天井にも絵柄があるそう。お母さん世代も楽しめそうですね。

●芝浦運河といえば、何度か紹介した東京倉庫運輸のクレーン付き倉庫。対岸も周りも再開発で、すっかりさま変わりした今日、ますます貴重な運河風景になってきましたよね。

●いつも同じようなことをして恐縮ですが、クレーンのアップ。運河地帯にかろうじて生き残った倉庫たちも、クレーンだけは軒並み取り外してしまったので、ここが生き残っているのは本当に不思議なくらい。
しかも廃墟感が全くないので、今でも現役なのでは‥‥と期待してしまうのも佳し。まあ、残しているからには、危険のないよう整備は怠っていないのでしょう。

●朝潮運河、臨港消防署の前を通ると、暖気中でしょうか、「みやこどり」が船尾から薄く白煙を上げていました。
ううむ、背後のマンション、まだ入居していないからいいけれど、これからは暖気もはばかられそうだなあ‥‥。入居者の契約書に、臨港署の船隊についての一文は入れてほしい‥‥などと、小心者の妄想はここを通るたびもやもやと再発するのです。

●正面に向き直ると、両岸の月島、晴海に林立したタワーマンションが視界を圧し、美しく整備されたテラスや法面はまだ真新しく、すでに見慣れたはずながら、運河風景の変貌に息をのむ思い。
ほんの10年というか、10年も経てばというかでだいぶ違ってきますが、港湾の残り香が濃かったころを知る目からすれば、やはり、しみじみしてしまいます。

●隅田川に出ると、ちょうど目の前を水辺ラインの「こすもす」が上航してゆくところでした。追って続航すると、観光汽船「リバータウン」が佃大橋をくぐって行逢。賑やかな都大路らしいシーンをものすることができました。
冬になって空気が澄んでくると、背景の建物や橋もくっきりとシャープになり、街場のフネブネらしい川景色が楽しめて、よいものですね。
(令和2年12月13日撮影)
(『12月13日の水路風景…3』につづく)

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