12月13日の水路風景…1

割と暖かで、しかも気持ちのよい青空に恵まれていたとあって、これで出なければウソというもの。今年はやたらと多いホシハジロの群れに見送られながら、楽しくお散歩してきました。
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●今年も船底を洗浄後、喫水線下を美しく再塗装してもらいました。艶消し黒に塗り上げられた船底を周りから眺め、触れてみて、これなら燃費もよくなるし、トライアルでのスピードも期待できそうとワクワク。ヤードスタッフには感謝のほかありません。

●カラスガイに覆われていたクランプの下もきれいに。付け替えてもらった、インゴット状態の新しいジンク、すごく久しぶりに目にした気が。まっさらのパーツって、嬉しくなりますよね。

●ちょっと興味をそそられた一件。ヤードの片隅で、クレーンが真っ黒な丸太状のものを吊り上げているのが目に入りました。スタッフにたずねると、「護岸の鋼矢板が傷んで穴が開いてしまい、工事の準備として護岸近くに沈んでいる木を取り除いている」とのこと。
昔は貯木場だっただけに、脂(ヤニ)抜きで沈めておいた原木がそのまま忘れられて、まだ結構残っているということでしょうか。泥の中に何十年か埋もれていたとあって、表面は真っ黒ですが、ノコギリを入れると、赤みがかったきれいなオガクズが出てきました。脂もすっかり抜けているでしょうし、洗浄・乾燥すればいい材になりそうですね。

●こちらは沈木を水中から引き揚げている様子。潜水士さん、水温が低いのに本当にご苦労さまです。沈木は2本や3本ではきかないようで、一本くらい分けてもらって、記念にマリーナのテーブルや椅子を作ったら面白そう、などと妄想しました。

●ヤード前の桟橋で、ツブれてまったりとくつろぐホシハジロ君たち。可愛らしいのですが、まあフンの量が凄いこと(笑)。掃除も大変で、いくらトリ好きでも困りものには違いありません。どちらの桟橋でも、水鳥のフン対策には試行錯誤されているようで、もっとも効果があるのは、桟橋先端にフクロウの置物を据えることだとか。

●さっそくトライアルにおもむこうと、東雲運河へ向かうことに。砂町運河では港湾局の監視船「こうえいⅡ」と行き逢いスナップ、幸先のよいスタートに。

●さて、東雲運河です。東雲水門を出て、法面護岸の区間に入ると同時に、思い切りスロットルを押し込みました。水面、風ともに静穏で、悪くないコンディションですが、どのくらい出るでしょうか‥‥。

●51.1km/h=27.59kt!
昨年8月の53.1km/h=28.67ktに、1.08kt足りませんが、もはやロートルといってよいわが艇には、十分すぎる数字です。スタッフの皆様、ありがとうございました!
スロットルを引いて原速に戻し、運河から港内に繰り出して、気分よくお散歩とまいりましょう。
(令和2年12月13日撮影)
(『12月13日の水路風景…2』につづく)

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