新木場公園にて

船底はスタッフの仕上げよろしきを得て、また出港頻度を上げたこと、目につくところは自分でかっぱいていたことが功を奏し、昨年のようなフジツボみっちり状態はまぬかれましたが、手の届かないクランプ下だけは、ご覧のとおりカラスガイが密生していました。

14号地貯木場北水路に面した西の角で、曙運河南口を望む、業務船を眺めるには好立地といってよいところです。
【撮影地点のMapion地図】

●入ってまず目指したのは北岸、業務船溜のある貯木場北水路側。おお、11月1日に見た、「一号善進丸」に僚船が2隻も! オレンジ色の船が3隻もメザシになると、曇り空にも鮮やかで目立ちますよね。
左隣の「二号善進丸」はいいにしても、その隣が「十八善進丸」‥‥号抜きというのも意表を突かれましたが、番号からしてたくさんの仲間がいそうで、楽しくなりました。他の善進丸にも、いずれどこかで出会えることを期待しましょう。

●柵にもたれて善進丸船隊を眺めていたら、左手から爆音が聞こえてきて、北水路に減速しつつ進入してくる船が。
うほ、これまた無骨で業務船然としたイイ感じじゃないですか。コンソールに書かれた船名は「第六東雲丸」。乗っている皆さんの様子からして、やはり業務船溜である13号地貯木場から、乗り組みさんを送迎している通船のように思えました。

●西岸に出ると、少し距離がありますが、墨田川造船辰巳の浮きドックと艤装桟橋が望めます。こちらも面白い光景が。巡視艇「まつなみ」が入渠していたのです。
上部構造物が大きいこともあり、浮きドックから大きくはみ出たさまが目立ちますね。高さのあるわりに喫水が意外と浅いこと、左にチラリと見える「みかづき」のウォータージェットのノズルより、ぐっと細いあたりはお役目柄。こういったチャンスでもないかぎり、まず目にできない部分とあって、興味深く拝見したものでした。
(令和2年12月6日撮影)

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