11月1日の常磐橋
(『11月1日のフネブネ…5』のつづき)
●たびたび紹介してきた復元工事中の常磐橋、この日訪ねたところ、橋上の足場や養生はすべて取り去られ、橋詰のフェンスのみとなったことを確認。
供用はまだ先になるのでしょうが、見たかぎり一応の竣工成ったといってよい状態ですね。関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。

●下流側の水切りと銘板を、お気に入りの角度から。石材を組み始めてから2年あまり、水線付近はもちろんですが、表面も全体的に年季の入った色合いになってきて、かつてほどではないにせよ、往年の渋さを取り戻しつつあるような気が。

●上流側に抜けてから振り返って。光の加減か、こちらの方がより星霜を経た質感に見えます。
目立つのは西側、大きく張り出した橋台地の上に備えられた袖高欄。大理石でしょうか、白く滑らかな肌が美しく、アーチのみならず、こちらもライトアップしてほしいくらい‥‥と思ったら、黒い筒が親柱の根本に見えますね。斜めになった角度からして、照明であることを期待してしまいます。

●回頭して東側の径間をくぐると、差し込んだ陽光が水面に反射して、アーチ表面にゆらゆらとらせん状の模様を描いていました。濃淡のある石材の生地色と調和して、本当にきれい。原形に近い姿へ復した常磐橋の再登板を、川も祝っているように思えたものでした。
(令和2年11月1日撮影)
(この項おわり)

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供用はまだ先になるのでしょうが、見たかぎり一応の竣工成ったといってよい状態ですね。関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。

●下流側の水切りと銘板を、お気に入りの角度から。石材を組み始めてから2年あまり、水線付近はもちろんですが、表面も全体的に年季の入った色合いになってきて、かつてほどではないにせよ、往年の渋さを取り戻しつつあるような気が。


目立つのは西側、大きく張り出した橋台地の上に備えられた袖高欄。大理石でしょうか、白く滑らかな肌が美しく、アーチのみならず、こちらもライトアップしてほしいくらい‥‥と思ったら、黒い筒が親柱の根本に見えますね。斜めになった角度からして、照明であることを期待してしまいます。

●回頭して東側の径間をくぐると、差し込んだ陽光が水面に反射して、アーチ表面にゆらゆらとらせん状の模様を描いていました。濃淡のある石材の生地色と調和して、本当にきれい。原形に近い姿へ復した常磐橋の再登板を、川も祝っているように思えたものでした。
(令和2年11月1日撮影)
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