fc2ブログ

「東京みなと丸」拝見!

(『7月12日の運河風景…4』のつづき)

253026.jpg
「東京みなと丸」、初見の印象は、まず先代の「新東京丸」よりかなり小型に見えたこと、それにまったく“官船臭”がしない、プレジャーそのものの外観だなあ、ということでしょうか。

トップに眺望のよさそうなオープンデッキがあつらえてありますが、先代同様、「観光じゃなくて視察なんだから、ウロチョロしないで席に座って説明を聞かないとダメ!」なのかしら。だとしたらもったいないことです‥‥。

253027.jpg
正横を見て。イタリアの造船所で造られたと聞いていますが、スマートかつ完成度の高いスタイルで、なかなか素敵。

検索の仕方が悪いのか、メーカー名やスペックを記した記事が引っかからず、唯一全長と定員が載っていたのが「都発注の視察船、建造中の船体に凹凸 納期は半年遅れに」(朝日新聞、昨年5月22日付)。「全長約35メートル、乗客定員90人」だそう。定員は先代より10人減、見た目より収容力はありそうですね。

253028.jpg
ちょっと驚いたのが、船首近く、アンカーレセスの右手に書かれた船名! また何で、こんなに小さい字で、こんなに水線近くにレイアウトしたんでしょう?

せっかく素敵にまとまっていたのに、少々雰囲気を壊してしまった感がなきにしもあらず‥‥。これなら、船名はトランサムだけでいいような気もしますが、いかがでしょうか。

253029.jpg
単体で眺めると小さめに見えてしまう船体も、前方からポンツン桟橋とのツーショットで初めて「あ、結構大きいんだ」という感想を持つにいたりまして。窓の形や配置も、流れるようで格好よろしいですが、室内からの眺望はどうでしょう。“視察”で窮屈なのは我慢して、一度乗ってみたいですね。

253030.jpgコロナ緊縮下とあってか、浜離宮前水面で憩うプレジャーの船影もまばらで、この日は2隻。浜離宮も散策する人の姿はほとんど見られず、静かなものでした。

そうだ、築地川をのぞいてみましょう。南門橋を久しぶりに見てみたくなりました。閉鎖されていなければいいのですが。
撮影地点のMapion地図

(令和2年7月12日撮影)

(『7月12日の運河風景…5』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 浜離宮東京みなと丸