広島の水上バス…4

(『広島の水上バス…3』のつづき)

9041.jpg西岸に寄せて吉島橋をくぐったら、今度は右へ舵を当て、東岸寄りにもってゆくというジグザグ航行。操縦者は、澪筋が頭に入るまで、相当な緊張を強いられそう…。

近づいてきた第二橋は、古びた肌合いのコンクリート桁橋、舟入橋。やはり、右から三径間目に「航路」の表示があります。


9042.jpg複雑な澪筋を把握するのは、大変でしょうと船員さんに問うと、「まず右手のあのビルを目指して、通り過ぎたら、左のあの屋根を目標にして…」と、目標の取り方の例を熱演してくれました。

私は、これだけ浅いところを通る船なので、てっきりウォータージェット推進だと思っていたら、船員さんによるとシャフト船(プロペラ推進)なのだそうです。なおさら座洲には、気を遣うわけだ…。

岸に釣り人さんの姿がちらほら見られるようになると、船はぐっと速度を落とし、引き波を立てないように進みます。しかし、大潮の満潮になると、あの釣り人さんの背丈の、倍くらいのところまで水面が来るわけですね。今さらながら、東京との違いを実感。

9043.jpg次の橋は、初めての下路式の橋ですね。朱色の塗装も鮮やかな、古典的な魅力の鋼ローゼ、住吉橋。

初代橋創架は明治43年、以後幾度となく増水時に流出の憂き目に会い、「流れ橋」という不名誉な俗称を得たのだそう。澪筋は「航路」表示のとおり、ここも右に寄っています。船員さんによると、この橋は桁下が低く、満潮時の通過は難しいのだとか。

9044.jpg住吉橋のすぐ上流にある、新住吉橋。国道2号線を渡す橋です。

ここでようやく、澪筋が河道中央に来た模様。左には繋留船もちらほら見えます。

9045.jpg二つの橋名の由来でもある、東岸にある住吉神社。手前の護岸上には、神事に使うのでしょう、伝馬らしい和船が置いてあり、目を引かれました。白木の色からして、まだ新しい舟のようですね。

櫓走舟かしら、と思っていたら、船員さんが「櫂で漕ぐんですよ」と教えてくれました。今は護岸の上に鎮座した状態ですが、満潮時はもちろん、水に浮くのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(21年7月5日撮影)

(『広島の水上バス…5』につづく)

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タグ : 広島 本川 アクアネット広島 水上バス

コメント

ようこそ、瀬戸内へ!

ども、ご無沙汰です。
瀬戸内の船旅にようこそ!
宮島への船旅、お天気がイマイチで残念でしたね。明るく開放的な多島美の瀬戸内をぜひ味わっていただきたかったです。
宮島口「うえの」のあなごめしも賞味していただきたかったですが時間が外れていたようですね。
水上バスがあったとは知りませんでした。
瀬戸内には数多くの航路をユニークな定期船ががんばって就航していますのでぜひ再訪くださいませ。

Re: ようこそ、瀬戸内へ!

>はりまんさん
いやもう、宮島への往復だけでも、こんなに面白いのですから、はりまんさんのように瀬戸内の渡船を乗り歩いたら、想像を絶する楽しさでしょうね。機会があったらぜひ再訪したいです。
「うえの」のあなご飯、先輩たちとしっかり買ってから船に乗りました! 香ばしくて美味しかったです。
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