6月7日の竪川…2
(『6月7日の竪川…1』のつづき)

●竪川橋併設の水管橋、青々とした蔦がからんでいて、星霜を経た石組みの橋台や、干潮で大きく露出したガレ場とあいまって、廃墟感の濃厚な角度に。背後の建物がなければ、文明が滅んだ後の光景さながらに思えました。これも大干潮時ならではの川景色ではあります。

●次第に高度を下げてきた頭上の高架と、桁下端の曲線が優美な感じの新竪川橋を愛でて。どういうわけか桁側面がほこりっぽく汚れていて、拭いてあげたくなります。
右写真は、そろそろ東端の終点が近づいてきたあたり。両側の橋脚、段の上に鵜さんがチョコンと! まるで狛犬のように一対で留まっていました。

●竪川最東端の橋、菊花橋。そうそう、ここはちゃんと撮っておこうと思って、構えていたんですよ(その割にはちゃんと撮れていないのが痛い)。ご覧のとおり、両端の桁の上に中央径間の桁が載った、いわゆるカンチレバーなのに、なぜか中央径間の真ん中にも、ヒョロリとした細い橋脚があるのが変わり種。
やたら薄べったい桁はリベットばりばりの物々しさで、加えてつっかえ棒のように真ん中に細い橋脚がありと、戦後、昭和25年竣工とは信じがたい古風で、何かまとまりのよくない造作に思えました。
●しかも、桁は明らかに最近塗り替えられたにもかかわらず、中央の橋脚のボロボロさがもの凄く、アンバランス極まりないのが目を引きます。
だって、湛水線から下はコンクリートが剥落して、やせ細ってしまっているんですから‥‥。上部のコンクリートの肌は白く、決して古さを感じさせないのに、水線下の痛み方はどうでしょう?
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の大横川北端部…1』につづく)

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●竪川橋併設の水管橋、青々とした蔦がからんでいて、星霜を経た石組みの橋台や、干潮で大きく露出したガレ場とあいまって、廃墟感の濃厚な角度に。背後の建物がなければ、文明が滅んだ後の光景さながらに思えました。これも大干潮時ならではの川景色ではあります。


右写真は、そろそろ東端の終点が近づいてきたあたり。両側の橋脚、段の上に鵜さんがチョコンと! まるで狛犬のように一対で留まっていました。

●竪川最東端の橋、菊花橋。そうそう、ここはちゃんと撮っておこうと思って、構えていたんですよ(その割にはちゃんと撮れていないのが痛い)。ご覧のとおり、両端の桁の上に中央径間の桁が載った、いわゆるカンチレバーなのに、なぜか中央径間の真ん中にも、ヒョロリとした細い橋脚があるのが変わり種。
やたら薄べったい桁はリベットばりばりの物々しさで、加えてつっかえ棒のように真ん中に細い橋脚がありと、戦後、昭和25年竣工とは信じがたい古風で、何かまとまりのよくない造作に思えました。

だって、湛水線から下はコンクリートが剥落して、やせ細ってしまっているんですから‥‥。上部のコンクリートの肌は白く、決して古さを感じさせないのに、水線下の痛み方はどうでしょう?
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の大横川北端部…1』につづく)

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