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6月7日の岩淵水門

(『6月7日の旧岩淵水門』のつづき)

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転回して下流側へ向き直り、現岩淵水門とご対面。話には聞いていましたが、これまたずいぶんとマダラな‥‥。第3径間(右側)の扉体のみ塗り替え済み、第2径間は従来のまま下塗りが露出した痛々しい状態、第1径間は少々色褪せて、と三者三様。

252047.jpg歓声が聞こえてきたので、ふと水門右手の堤防に目を向けて一枚。美しい新緑の法面が目に快く、天端の堤防道は自転車に乗る人や、散策する人たちで賑わっていました。

狭い街場で育ったこともあり、子供時代、こういう広々とした「土手のある生活」に憧れていた面もあって、人の行き交う堤防を眺めていると、何かウキウキするような、楽しい気分にさせられるのでした。

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中央、第2径間をくぐりながらぐっと仰いでみたところ。2本の堰柱は耐震補強で、鋼板による巻き立てがなされたのは以前も拝見しましたが、引き締まった、より頼もしい感じがしますよね。

それだけに、丸窓を側面に配した、特徴あるデザインの巻上機室の壁面、老いが目立つようになってしまいました。ここは堰柱とバランスを取って、エポキシ塗装でもしてあげたいところです。

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‥‥そんなことを考えながら、くぐって振り返ったところ‥‥えっ、巻上機室に補修の痕が! やはり相当くたびれてるんですねえ(実は、前回訪問時すでにこうなっていたのですが、今回ようやく気づいた!)。予算なのか、他の理由があるのかは知りませんが、いっぺんに補修工事をするのは難しいのでしょうか。

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少し距離を取って下流側から。首都を貫流する都大路・大川、その流頭部を護るかなめの水門だけに、機能のみならず、体裁にも気を配ってやっていただきたいものです。

何分豪雨の後とあって、河水は泥色に濁り、浮流物も少なくありません。予定している石神井川への進入、この分では大丈夫かしらと、若干不安になりましたが、まずは衝突してステムを傷つけないよう、慎重に下航してゆきましょう。
撮影地点のMapion地図

(令和2年6月7日撮影)

(『6月7日の隅田川…1』につづく)

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タグ : 岩淵水門隅田川