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6月7日の綾瀬川…2

(『6月7日の綾瀬川…1』のつづき)

252031.jpg京成押上線・荒川橋梁の前後にも、護岸工事の台船群がもやっていました。

流路左側にオレンジ色のブイが点々と打たれているのは、台船たちからアンカーロープが伸びていることを示しているのでしょう。恐らく控えのもやいで、ロープ自体は河底に沈んでいると思われますが、アンカーの状態がわかりません。行き足をゆるめて、慎重にまいりましょう。

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私好みの通船「はやぶさ2号」。古典的通船スタイル、シンプルかつ堅牢そうな働き者の姿に惹かれます。船首甲板上、クリートやビットでなく、角材の繋船杭というのがまたそそりますよね。

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ここで一つ、思わず二度見した珍物件を‥‥。右のいびつな物体、目に入った最初は「FRP製のイルカ人形でも沈んでいて、そのくねった尾っぽが水面上に飛び出しているのかなあ?」と、思わずあさっての方向へ妄想してしまったほど、どこか生きものっぽい、ちょっと気味悪く感じられるカタチでした。

正横にきてからよっくよく眺めたところ、ストックアンカーの2本ある爪の1本が、大潮の翌日という大干潮で水位が低くなったことにより、にょっきり顔を出しただけだったことが判明! まさに、幽霊の正体見たり、というオソマツでした。

252034.jpgおなじみの定番物件ながら、その個性ゆえ毎回目を向けてしまうこちら、堀切避難橋。

水平感覚を狂わせるような架橋法もさることながら、八角に抜いたような天の構造も素敵。おまけにバックは強烈な造形で水門好きの心をとらえて止まない、堀切菖蒲水門ときているのですから、何度見ても飽きさせないものがあります。


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その堀切菖蒲水門にもご機嫌伺い。お変わりなくご同慶の至りでありますが、わずかな変化といえば、左の巻上機室下端から蔦がからんできていること。これは早めに刈り取っておかないと、夏のうちに蔦で覆われ、オバケ屋敷みたいになってしまうかも‥‥。
撮影地点のMapion地図

(令和2年6月7日撮影)

(『6月7日の荒川、ほんの少し』につづく)

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タグ : 綾瀬川堀切菖蒲水門台船