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6月7日の上平井水門

(『緊迫の激流水門二題!』のつづき)

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道々のスナップに戻りましょう。中川水門を脱出して、取舵を切れば視界いっぱいに広がるのが、更新工事中の上平井水門の姿。今年2月9日以来です。

第3・第4径間からは足場や横断幕がすっかり失せ、竣工したのがわかりました。第2径間の工事は続いているものの、巻上機室の桁が載せられ、第1径間は旧巻上機室が撤去されと、進捗著しいさまが見て取れます。

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スロットルを少し押して前進、第3径間を通って遡上することに。

更新後の配色、グレー系の面積が大部分となって、ずいぶん淡いものになりましたね。上平井水門というと、マルーンの太い箱桁が目立って、都内の水門では珍しく暖色系が多かった印象があるものですから、ちょっと物足りないような‥‥。

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他の径間の工事の際も見かけて、おなじみとなった角落し(?)。ピラミッドのように、下に行くにつれて幅を持たせたコレの量感はやはり強烈。堰柱の前後に戸溝を切っていないこともあるのでしょうが、都内の水門としては珍しい工法となっています。

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第3径間をくぐりざま仰いで。可航区間の水門では、都内最大の幅を誇るだけあって、広大な扉体は圧倒的です。高潮遡上の防御を担う第一線、頭上にのしかかる質量がまことに頼もしい感じ。

252025.jpgくぐればこれもおなじみ、かつしかハープ橋が主塔から翼を広げる艶姿が。

橋脚の奥に延びゆく、背割堤の緑の法面が陽を浴びて輝くさまもきれいで、これから進んでゆくのを楽しみにさせる光景であります。綾瀬川では何が見られるでしょうか、道々拾ってゆくとしましょう。

(令和2年6月7日撮影)

(『6月7日の綾瀬川…1』につづく)

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タグ : 中川上平井水門