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3月20日の水路風景

248001.jpg3月20日はお世話になった方々と、お花見を兼ねた近場回りに繰り出してきました。

開花の第一報は早かったものの、さて出てみると満開にはほど遠く残念な結果となりましたが、昼近くにはさわやかに晴れ渡り、楽しめました。以下おなじみの風景ながら、当日のスナップをご覧に入れたいと思います。

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20日朝は厚い雲に覆われた、重苦しい空模様だったことに加え、一時は10m超はあっただろうと感じられたほどの強風。出港は見合わせた方がいいかしら‥‥と不安に思いながらも、準備を進めるうち、次第に晴れてきました。

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10時を過ぎると、空はきれいに晴れ渡り、剣呑に波立っていた港内も次第に穏やかになって、状況は急速に好転。これなら何とかいけそう。

準備をしていたら、武骨な鋼船が重いディーゼルの爆音をとどろかせて、入港してきたのに目を奪われました。船名は「双鷲八」と勇ましいもの。トランサムに書かれた母港は、千葉県市原市とありました。

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すでに「3月15日と20日の大横川」でも触れましたが、毎度おなじみ大横川の桜並木も、この日は1~2分咲きといったところ。日当たりのよい数本にまとまって咲いているのを眺め、かろうじてお花見の格好がついた次第です。

開花が足踏みするのも無理がないほど、気温の低い日が続いたせいもあって、水質は悪くなく、泳ぐ魚や河底が透けて見えるほどでした。

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この日は、日中の潮位が高い日だったので、この機を逃す手はないと、張り切って水位低下化区間へご案内。扇橋閘門、2mを超えた閘程の快味は何度体験してもよいものでしたが、同乗のご一同も大いに盛り上がってくれて、わが意を得たりと得意になったのでした。

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そしてこれもおなじみ、十間橋西側からのスカイツリー。強風のおかげでシャープな眺望が得られ、これまた眼福。

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北十間川を取って返し、東端近くにある小原橋の改架工事現場もスナップ。昨年8月、「8月1日の内部河川…1」のときと、一見大きな変わりはないようでしたが、足場の上には大きなクレーンが載っていました。

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水位低下化河川からの脱出は、やはり定番の閘門様より。排水が始まって、白く泡立つ水流が押し寄せてくると、それまでのんびりとたゆったていたオオバン君も、あわてて飛び立ってゆきました。

航程のほとんどが狭水路だったことも手伝い、強風下にもかかわらず、リーウェイや波しぶきに悩まされることもほとんどありません。港や入海をでてすぐ外洋だったら、とてもこうはいかないでしょう。この点、川めぐりと小艇の相性の良さが、今さらながら実感されたことではありました。

(令和2年3月20日撮影)

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