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平久川ですり抜け…2

(『平久川ですり抜け…1』のつづき)

247006.jpg舵をチョイ、チョイと当てて右の護岸に寄せ、台船とのスキマに軸線を合わせたら‥‥。
‥‥うわあ。

奥の台船はさらに張り出していて、超絶狭い! 平成27年4月、北十間川で体験したすり抜けに勝るとも劣らない狭さ。しかしここまで来たら、腹を決めて応戦するしかありますまい。

247007.jpg
確か、護岸に基礎の出っ張りはないはず。むしろ台船のタイヤフェンダーに触れたら、抵抗で艇が振り回され、右舷船尾をゴツンといくとことは必定。左舷に神経を集中することに。

前回も触れたように、干潮時ゆえ流速はそこそこあり、スロットルをしぼり過ぎるのも気遣われるような悪条件下。舵の当て方ひとつにかかっている、といってもいい過ぎでなし。

247008.jpg
左舷、台船とのクリアランスが、これしかない。

このタイヤに少しでもキュキュッとやらかしたら、その瞬間に姿勢を崩して敗北、と思うと、生きた心地がしませんでしたよう(大げさ)。

247009.jpg
右舷だって、蔦が垂れていてこの余裕のなさ。

写真でもわかるように、フェンダーを出すとかえって幅員が増し、引っかかる可能性もそれだけ増えるので、引っ込めたまま挑戦したのは正解だったと思います。

247010.jpg加えて、出口には桜の枝が低く垂れており、脱出したら即座に左へ急転舵しなければなりません。それでも、フロントに枝が一本引っかかり、バチンとパンチされてしまいました‥‥。

まあ、そんなわけで余裕が全くなく、台船にバウづけしていたイイ感じの豆曳船も、ろくに撮れず終わったのですが、このすり抜けを無地終えた達成感は、格別のものがありました!
撮影地点のMapion地図

(令和2年3月15日撮影)

(『3月15日と20日の大横川』につづく)

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タグ : 平久川江東内部河川台船