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開田橋閘門を訪ねて…5

(『開田橋閘門を訪ねて…4』のつづき)

243026.jpg前扉室の扉体が閉じると、すぐに後扉室が運転を始め、手前にゆっくりと開きはじめました。

やはり、海側が少し水位が高かったのか、閘室の中の水面がゆらゆらとさざ波立ち、水が流入していることが感じられました。でも水位差はほとんど無きに等しいようで、側壁の湛水線とくらべてみても、ほんの10㎝ほどといったところでしょうか?

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扉体がほぼ開ききったところ。今度は扉体の動きに吸いつくようにして、水面に浮いていた木っ端屑やらが手前に出てきました。前扉室が常時開放だと、吹き寄せでゴミが閘室内に溜まってしまうようですね。

扉体が動くのを避けて間合いを取っていた社長、スロットルをコツンと前進に入れて、ゆっくりと艇を閘室へ進入させます。むふふ、楽しくてニヤケますのう‥‥。

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説明板に描かれていたとおり、左手の側壁には2基の蛍光灯が備えられていて、また両側とも全長に渡り、ハンドレールが設けられていました。

ぶら下げたチェーンやロープより、がっちりと固定されたハンドレールの方が艇を安定して引き寄せられるので、通航艇も使い勝手がよいでしょうね。もっとも、これは閘程がきわめて少なく、小型艇しか通らない極小閘門ならではの設備といえます。

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社長は艇を惰力でずんずん進ませ、ついには扉体に軽くコツン! いや~、こんな間近で閘門の扉体を拝めるなんて、貴重な体験でありますよ。せっかくなので扉体をナデナデ。

さて、なぜこんな奥まで艇を進ませたかというと、ちゃんと理由がありまして‥‥。

243030.jpgもう一隻、通航艇があったから、でした。こちらは社長のお知り合いで、入閘前の待ち時間に雑談したり、バケツに入った魚をもらったりと、楽しいやり取りも。

お知り合いの「どこ行くの?」の問いに、「水門マニアのお客さんを案内してるんだよ!」と、これまた楽しそうに答える社長(GJ!)。ノリのよい社長につられて私も「水門マニアで~す!」と自己紹介してしまいました。

(元年11月23日撮影)

(『開田橋閘門を訪ねて…6』につづく)

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タグ : 北潟湖開田橋閘門閘門