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開田橋閘門を訪ねて…3

(『開田橋閘門を訪ねて…2』のつづき)

243016.jpg遡上する道々、左舷の社長が指さす方を見ると、白山連峰の美しい山稜を望むことができました。これも好天であればこそ、大いにトクをした気分になりました。

山頂付近はすでに冠雪していて、秋深しの感がありますね。この山は都内でも各所にある、白山神社が興る源となった、白山信仰の霊峰ですから、我々にもご縁がないわけではありません。

243017.jpgさて、ご本尊である開田橋が迫ってまいりました! 鋭い秋の逆光に黒く沈み、ディテールは判然としませんが、堰柱のないシルエットからおわかりでしょう、水門径間はマイタゲート、それもかなり大きなものです。

スイングゲートの極小閘門というだけでも、珍しくかつそそられるのに、併設の水門が大径間のマイタゲートって! 趣味的萌え要素てんこ盛り、脳汁がオーバーフローしそうな好物件じゃないですか!

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水門径間のマイタゲートをアップで。ここまで広い間口のものを目にするのは、東横堀川水門のマイタゲート以来かも。

スキンプレートが、表裏互い違いに張られているのが変わっていますね。この時点では閘門に気持ちが向いていて、あまりよいスナップがないので、スペック含め後ほど改めて紹介しましょう。

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スイングゲート閘門と対峙するこの幸福感。

訪ねてこの目で見るだけでなく、まさか通航体験までできるとは思っていませんでしたから、その嬉しさはもう、えもいわれぬものがあったわけでありますハイ。狭さに加えて、桁下高の低い橋がかぶさった圧迫感も、趣味のツボをグリグリされる佳さが。これは楽しめそうです!

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左手には、写真のようなパイプ組みのガードフレームぽいものが突き出ていました。よく見ると並行して、操作用把手のヒモが下がったボックスが! セルフ操作なんですね!

船尾でティラーを握る社長を振り返って「引かせてもらっていいですか?」と問うと、「もちろん、どうぞ! 引いてください!」と二つ返事で快諾。いや~、天にも昇る心地とはこのことだ!
撮影地点のMapion地図

(元年11月23日撮影)

(『開田橋閘門を訪ねて…4』につづく)

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タグ : 北潟湖開田橋閘門閘門