鍋川閘門…3
(『鍋川閘門…2』のつづき)
●前扉室を見た地点から振り返り、敷地の幅いっぱいを使って建てられていた、操作室とおぼしき建物を一枚。何分道がクルマ一台分ギリギリと狭いので、柵から身を乗り出して撮るしかありません。
扉の右に掲げられていた表札には、「鍋川閘門操作所」とありました。築年数は閘門とそう変わらないと思われますが、改修時に外壁をリニューアルしたのか、くたびれた様子ではありませんでした。

●少し西に歩いて、管理スペースの敷地越しに後扉室を。前扉室と違い、見たところ補修の痕跡はありませんね。後扉室の手前には、メッシュの高欄を備えた簡素な管理橋も設けてあります。
●後扉室の堰柱に、ようやく銘板を発見。見たいのは竣工年や、扉体と閘室の寸法になどを記したものなのですが、探し方が悪かったのか、対岸にあったのか、発見できませんでした。
この銘板で屈曲型ラック式の巻上機構が、平成14年2月に更新されたこと、メーカーは豊国工業であることが判明。オフィシャルサイトの「鍋川閘門・その他施設」によると、閘室の有効幅と延長は6×41m、径間 が6m、扉高 3.5mとのこと。

●後扉室を下流側から。間近に住宅街を見ながらたたずむゲート、前扉室とはまた違った雰囲気。径間右手の小さな看板には、「休止日:第1、第3日曜日/1月1日~3日」とありました。
右手前に見える護岸のカーブですでにおわかりのように、閘室を出てすぐに屈曲区間が始まっているという、スペース的に少々余裕のないところ。閘門を設置する際も、設計者はご苦労されたのではないでしょうか。そのカーブがどのくらいかというと‥‥。

●もう90度近い凄さ。最初に触れた、「木に竹を継いだような」区間のはじまりを目の当たりにすると、ちょっと息を呑みますよね! 堤防の高さもあって見通しがよくないので、通航艇は気を遣うでしょう。
以前から、イイ感じの屈曲河道には大いに惹かれるタチなのですが、異形の凄みみたいなものには感じ入ったものの、正直申し上げて、いま一つピンときませんでした。う~ん‥‥。たぶん、内側は流れるような曲線でまとめられているのに、外側は角張っていたりと、すっきりしない感じだったからかしら。まあ、そこにもある種、未整理な面白さは覚えるのですが。
【撮影地点のMapion地図】
(元年9月14日撮影)
(『鍋川閘門…4』につづく)

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扉の右に掲げられていた表札には、「鍋川閘門操作所」とありました。築年数は閘門とそう変わらないと思われますが、改修時に外壁をリニューアルしたのか、くたびれた様子ではありませんでした。

●少し西に歩いて、管理スペースの敷地越しに後扉室を。前扉室と違い、見たところ補修の痕跡はありませんね。後扉室の手前には、メッシュの高欄を備えた簡素な管理橋も設けてあります。

この銘板で屈曲型ラック式の巻上機構が、平成14年2月に更新されたこと、メーカーは豊国工業であることが判明。オフィシャルサイトの「鍋川閘門・その他施設」によると、閘室の有効幅と延長は6×41m、径間 が6m、扉高 3.5mとのこと。

●後扉室を下流側から。間近に住宅街を見ながらたたずむゲート、前扉室とはまた違った雰囲気。径間右手の小さな看板には、「休止日:第1、第3日曜日/1月1日~3日」とありました。
右手前に見える護岸のカーブですでにおわかりのように、閘室を出てすぐに屈曲区間が始まっているという、スペース的に少々余裕のないところ。閘門を設置する際も、設計者はご苦労されたのではないでしょうか。そのカーブがどのくらいかというと‥‥。

●もう90度近い凄さ。最初に触れた、「木に竹を継いだような」区間のはじまりを目の当たりにすると、ちょっと息を呑みますよね! 堤防の高さもあって見通しがよくないので、通航艇は気を遣うでしょう。
以前から、イイ感じの屈曲河道には大いに惹かれるタチなのですが、異形の凄みみたいなものには感じ入ったものの、正直申し上げて、いま一つピンときませんでした。う~ん‥‥。たぶん、内側は流れるような曲線でまとめられているのに、外側は角張っていたりと、すっきりしない感じだったからかしら。まあ、そこにもある種、未整理な面白さは覚えるのですが。
【撮影地点のMapion地図】
(元年9月14日撮影)
(『鍋川閘門…4』につづく)

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