鍋川閘門…2
(『鍋川閘門…1』のつづき)
●閘室の中の向かって左、南側の側壁をズームでたぐって。並ぶフェンダーやロープとともに、斜めに取り付けられたマイクのボックスや表示類、手前右側には通航要請用の把手が見えます。
ボックスの陰になっていますが、「←下流 上流→」を表記したプレートもあり、管轄が同じ旧吉野川河口堰管理所ということもあって、機器や標記類の配置は略同のようですね。

●いや~、イイですねえ!
閘門に近づきながらいい場所を探していたら、幸いにも真正面が見られる場所があることに気づきました。河道が屈曲しているおかげであります。堤防の天端に上がって、いいお顔を一枚。
潮位の関係でしょう、今は前後扉室ともゲートを開放しているのですね。堰柱や護岸に取り付けられた、もろもろの設備がディテールを豊かにして、現役の閘門らしい生き生きとした魅力がかもし出されています。堰柱から梁にかけて、中途半端にエポキシ塗装で補修されているのが目立ちますね。3灯式の信号は、黄色の点滅を現示していました。
●扉室右手に掲げられた公告。通航要請用の把手を支える腕木で、少し隠れてしまいましたが。
閘門内とその前後の水域は2kt制限、通航は原則6:30~18:00とのこと。一見セルフ操作に見えますが、ここも旧吉野川河口堰のそれ同様、管理所からの遠隔操作なのでしょう。

●右手、北側の閘室側壁も。おお、ここにもフェンダー一体型のハシゴが! あと、よく見ると側壁は垂直でなく、わずかながら開き角がついているのですね。機器類や看板は、南側に集中させているようです。

●ゲートに近づいてみました。扉体の構造側には「上流」と書かれた看板が。こちらが前扉室ということですね。扉体を巻き上げるラックの屈曲したさやが、ゲートの容貌を特徴づけています。
螺旋階段や手すりなど、金属部分は近年塗り替えられたようで、つやがありきれいです。エポキシ塗装の面積、裏側はさらに少なくなっていて、必要最小限の補修で済ませたことがうかがえますが、閘門の顔たるゲートの扱いとしては、もう少し気遣いが欲しかったなあ、というのが正直なところです。
【撮影地点のMapion地図】
(元年9月14日撮影)
(『鍋川閘門…3』につづく)

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ボックスの陰になっていますが、「←下流 上流→」を表記したプレートもあり、管轄が同じ旧吉野川河口堰管理所ということもあって、機器や標記類の配置は略同のようですね。

●いや~、イイですねえ!
閘門に近づきながらいい場所を探していたら、幸いにも真正面が見られる場所があることに気づきました。河道が屈曲しているおかげであります。堤防の天端に上がって、いいお顔を一枚。
潮位の関係でしょう、今は前後扉室ともゲートを開放しているのですね。堰柱や護岸に取り付けられた、もろもろの設備がディテールを豊かにして、現役の閘門らしい生き生きとした魅力がかもし出されています。堰柱から梁にかけて、中途半端にエポキシ塗装で補修されているのが目立ちますね。3灯式の信号は、黄色の点滅を現示していました。

閘門内とその前後の水域は2kt制限、通航は原則6:30~18:00とのこと。一見セルフ操作に見えますが、ここも旧吉野川河口堰のそれ同様、管理所からの遠隔操作なのでしょう。

●右手、北側の閘室側壁も。おお、ここにもフェンダー一体型のハシゴが! あと、よく見ると側壁は垂直でなく、わずかながら開き角がついているのですね。機器類や看板は、南側に集中させているようです。

●ゲートに近づいてみました。扉体の構造側には「上流」と書かれた看板が。こちらが前扉室ということですね。扉体を巻き上げるラックの屈曲したさやが、ゲートの容貌を特徴づけています。
螺旋階段や手すりなど、金属部分は近年塗り替えられたようで、つやがありきれいです。エポキシ塗装の面積、裏側はさらに少なくなっていて、必要最小限の補修で済ませたことがうかがえますが、閘門の顔たるゲートの扱いとしては、もう少し気遣いが欲しかったなあ、というのが正直なところです。
【撮影地点のMapion地図】
(元年9月14日撮影)
(『鍋川閘門…3』につづく)

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