あいの水尾川水門…2
(『あいの水尾川水門…1』のつづき)

●水門の管理橋から北、先ほどの文化橋を望んで。興味深かったのは、写真左手に橋か水門の遺構らしいものが見られたことです。
橋脚に似た流路方向に長い構造物から、岸に向けてちょうど丁字に、横堤のようなものが伸びていたこと、岸の堤防高さが横堤の位置から上流は低くなっていることから、先代水門の遺構である可能性が高いように思われたのですが。いずれ過去の空中写真で確認してみましょう。

●遅ればせながら、堰柱に掲げられていた銘板です。「あいの水尾川水門」、昭和52年6月竣工。「港湾海岸保全施設整備工事」なるサブタイトルはあったものの、なぜか設備概要は記されていませんでした。鯔越水門より、9年ほど先輩なのですね。
施工企業の名称、「(株)×井組」と、削り取られたようになっていて、判読できません。そういえば、赤い塗料のようなものも点々と付着しているところを見ると、どうもいたずらされたようですね‥‥。
●扉体を管理橋から見上げて。鯔越水門同様、ステンレスの生地のようです。
両水門とも、現在より規模の小さな、先代水門があったと見てよさそうですね。他の地域と同じパターンで、宅地化の進展などにより低地の人口が増え、より堅固な高潮対策が求められたのでしょう。

●こちらは河口という立地とあって、鯔越水門のように特異な水門風景とというわけではなく、ごく平凡なロケーションですが、両側に横堤を従えた姿は、やはりどっしりと頼もしいものが。滔々と吐きだされる河水が、水門の前で渦をなしているのも目を引きます。
澄んだ水に惹かれ、眼下の基礎護岸に降りてみたくなりました。確か、横堤近くにハシゴがあったな‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
(元年9月14日撮影)
(『あいの水尾川水門…3』につづく)

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●水門の管理橋から北、先ほどの文化橋を望んで。興味深かったのは、写真左手に橋か水門の遺構らしいものが見られたことです。
橋脚に似た流路方向に長い構造物から、岸に向けてちょうど丁字に、横堤のようなものが伸びていたこと、岸の堤防高さが横堤の位置から上流は低くなっていることから、先代水門の遺構である可能性が高いように思われたのですが。いずれ過去の空中写真で確認してみましょう。

●遅ればせながら、堰柱に掲げられていた銘板です。「あいの水尾川水門」、昭和52年6月竣工。「港湾海岸保全施設整備工事」なるサブタイトルはあったものの、なぜか設備概要は記されていませんでした。鯔越水門より、9年ほど先輩なのですね。
施工企業の名称、「(株)×井組」と、削り取られたようになっていて、判読できません。そういえば、赤い塗料のようなものも点々と付着しているところを見ると、どうもいたずらされたようですね‥‥。

両水門とも、現在より規模の小さな、先代水門があったと見てよさそうですね。他の地域と同じパターンで、宅地化の進展などにより低地の人口が増え、より堅固な高潮対策が求められたのでしょう。


澄んだ水に惹かれ、眼下の基礎護岸に降りてみたくなりました。確か、横堤近くにハシゴがあったな‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
(元年9月14日撮影)
(『あいの水尾川水門…3』につづく)

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